ロイズ
ロイズビル(写真=PIXTA)

ユニークなサービスで脚光を浴びている英スタートアップ、Vrumiとセーフシェア・グローバルがZ/Yenグループと提携し、世界で初めてブロックチェーン技術を取り入れた住宅所有者保険を誕生させた。債務引き受けは世界最大の保険シンジケート、ロイズ保険組合が行う。

保険業務へのブロックチェーン採用はかねてから検討されていたが、完全保険型として市場に出回るのは今回が初めて。Virmiの個人賃貸オフィスサービスに、空き部屋を提供する貸し手(住宅所有者)を対象とした商品となる。これを機に、今後新たな保険商品として広がりを見せることが予想できる。

顧客の需要に見合った柔軟性と対応性が魅力

貸し手がブロックチェーン住宅所有者保険をオプション選択することで、取引の内容すべてを記録した公開契約書が作成、保管される。そのほか通常の保険では別料金扱いのダメージや盗難の被害なども、カバー対象に含まれている。

「共有経済保険」を提供しているセーフシェア・グローバルのアレックス・シュタイネール氏は、「顧客の需要に見合った柔軟性と対応性」をブロックチェーン住宅所有者保険の最大の利点として挙げている。

特に複数の借り手が関与する共有スペースへの保証には、明確で効率的、低コストな商品が求められており、ブロックチェーン技術の採用することで既存の保険システム改善が期待できる。

個人賃貸オフィス専用紹介会社Vrumiは、手頃な賃料とスペースの仮オフィスを探しているユーザーと、気軽に空き室を貸し出したい住宅所有者間のネットワークを提供している。ホテルなどの予約と同様の流れで、オフィス検索から契約まですべての取引がオンラインで簡単に完了する。

Z/Yenは20年以上の歴史をもつベンチャー、コンサルティング研究機関だ。ブロックチェーン技術の採用には早い段階から着手しており、オープンソースの分散型タイムスタンプ・サービス「Metro Gnomo」などで知られている。

そしてこれらの時代の波に乗った企業を強力にサポートするのはロイズ保険組合。ロンドンを拠点とする4社がガッチリと手を組んだ次世代住宅所有者保険は、保険の未来を変える「改革」となるだろう。( FinTech online編集部

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