(写真=PIXTA)
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おはようございます。昨日は取引所の見学に行ってきました。天気も良く桜も咲いて、雰囲気も良かったのですが株式市場は冴えない展開となっています。買い気に乏しいというか参加者がいないという感じです。フィンテックCafeが出来たというのでそちらにも見学に行ってきましたがまだまだこれからと言う感じでした。

株式市場に参加者が増えてくれればいいのです。これだけ金利が低いのですから、貯金よりもメリットが大きいと思いますが、どうしても株式「投機」を考えてしまい「リスクが高い」と言う意識が強いようです。5年とか10年と言うような時間で考えれば損をしたり得をしたりですが、しっかりと利益を出すことはできると思います。

米国株はまちまち、為替も落ち着いた動きとなっていることから堅調な展開となりそうです。週末の手仕舞い売りと言うよりは新年度入りと言うことでの買いが多いのではないかと思われますが、昨日までのような配当取り後の手仕舞い売りなどもありそうで戻りも鈍くなりそうです。戻りの鈍さが見られた時に先物主導での売りが出るかどうかと言うところであり、目先の需給に振らされることになりそうです。

主力銘柄よりも幕間つなぎ的に個人投機家好みの小型銘柄が賑わっている感じです。腰の据わった買い方が出てこないと17,000円回復と言うことにはならないのでしょう。それでも底堅さが見られれば17,000円をうかがうような場面も出て来そうです。週末の米国市場が注目されますが、当面は16,500円水準まで下がるというよりは17,000円を中心として右往左往することになるのではないかと思います。

本日の投資戦略

昨日は安値引けと言うことで雰囲気は悪かったのですが、さすがに夜間取引の日経平均先物も大きく下落ということでもなく、本日の市場はしっかりとした相場が期待されます。ただ先物主導での持高調整、先物のまとまった売りなどが出て来ると我も我もと手仕舞い売りを急ぐということになりそうです。

米国株も方向感は見られませんでしたが決定的な売り買いの材料もく、買い材料とすれば「新年度入り」と言うことであり、売り材料とすれば、「買い材料がない」ということが材料になりそうです。こうした時は値動きの軽い小型銘柄に飛びついてしまいそうですが、特に焦ることもないのですから、好調な決算が期待されそうなものや決算に関係なく、ここから配当や優待が得られるものに注目して見ると良いと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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