ビットコイン(仮想通貨)

◆国内初のビットコイン取引所 bitFlyer

同社が仮想通貨の取引所としてサービスを開始したのは、2014年4月のことだ。クラウドファンディングの「fundFlyer」や仮想通貨に関する情報メディア「BTC News」、1秒でビットコイン送付ができる「bitWire」や事業者向けEコマース決済サービスなど、ビットコインの総合プラットフォームを作っている。2015年10月時点でユーザー数が10万人を超え、株主にはリクルート <6098> や三菱UFJキャピタル、三井住友海上キャピタル、GMO <9449> などが名を連ねている。

◆国内シェア7割のビットコイン取引所 BTCボックス

日本最大のビットコイン取引量を誇るのは同社の取引所で、国内の出来高シェアは7割近くに上るとみられる。同社の取引システムには、セキュリティにGoogle Authenticatorを使った2段階認証が導入されており、取引毎に通知のメールが届くなど、海外のサービスと同等の安全対策が講じられている。Jトラスト <8508> が出資していること、ビットコインの業界では有名な大石 哲之氏がバックアップしていることなど、業界の今後を見極める上では見逃せない企業だ。

◆簡単・いつでもビットコイン取引ができる レジュプレス

同社が運営する「coincheck」は、「日本で一番簡単にビットコインを買える取引所」を掲げている。ユーザー登録から入金、ビットコインの購入までを最短10分で行えること、24時間ビットコインの購入を始めとするほぼすべての取引が可能であることが魅力だ。

同社のcoincheck paymentを導入している企業は、2016年2月末時点で1138店舗に達しており、飲食店をはじめ、ネイルサロンや美容室など、渋谷を中心にビットコイン決済を拡大させている。

◆レバレッジ20倍のビットコインFX取引ができる ビットバンク

レバレッジ20倍のビットコインFX(BTCFX)ができるビットバンクトレード、ウォレットサービスのビットバンクウォレットを提供しているほか、国内最大級のビットコインニュースメディアBTCNを運営している。

BTCFXは国内唯一追証なしのビットコインFX取引サービス。登録から最短30分で取引が始められる。

◆仮想通貨を簡単作成 Orb

同社は簡単に仮想通貨を作れるプラットフォーム「SmartCoin」を展開している。ブロックチェーンをベースに独自に開発した非中央集権型クラウドコンピューティングシステム「orb」の技術を土台となっている。

これまでビットコインの問題点として、承認に10分程度かかってしまうことが挙げられていたが、orbの導入によって平均16秒で承認することができるなど、承認時間の短縮とコストの低下が実現した。

◆マイナス手数料が特徴 テックビューロ

同社は、暗号通貨とそこから生まれたブロックチェーン技術を活用し、クライアントをサポートするテクノロジーラボだ。同社が運営するビットコイン取引所「Zaif」は、2016年3月9日の24時間取引高が8.5億円を突破し、日本最大級となり、4月7日には、取引高が日本で初めて10億円を超えている。

取引することによりユーザーが手数料をもらえるマイナス手数料というサービスも「Zaif」の特徴の一つだ。2015年3月には独立系のベンチャーキャピタルを引受先とする総額1億円の第三者割当増資を実施している。