英国のビットコイン銀行BTCPOPが、世界初のビットコインP2Pサービス「Collateral Instant Loans」を開始する。
ビットコインを融資の手段に用いることで、現金取引では複雑になりがちな取引プロセスを大幅に短縮できる。また仮想通貨の促進に一役買う意図もあるという。
30日間の自由返済期間とビットコインIDのみで即時取引が可能という手軽さで、P2P市場に新しい顧客層を呼びこむかも知れない。
バルトロマイCEO「単なるビットコイン会社では終わりたくない」
2014年にP2P会社として設立されたBTCPOPは昨年からビットコインの取り扱いを始め、「ビットコイン銀行」の頭角を現し始めた。現在は1万8000人以上のユーザーに利用されている。
設立当初から「単なるビットコイン会社では終わりたくなかった」というリー・バルトロマイCEOは、FinTech産業でもちょっとした変わり種として知られた人物だ。
BTCPOPを通してFinTechを軸にした斬新な商品を次々と世間に送りだし、今後も消費者の需要にこたえるために革命の手を休めないという。
仮想通貨が主流となる日はまだ遠い未来のことだと認める一方で、「世間がビットコインに対して持っているイメージを超えたい」と、ビットコインが持つ無限の可能性に賭けた野望をあらわにしている。
生活の利便性が改善されるとともに、消費者が供給側に求める水準はますます高くなっている。目新しさや一時的な勢いだけではなく、BTCPOPのように常に需要のアンテナに敏感な企業だけが、息の長さで勝負できる時代に突入したようだ。( FinTech online編集部 )
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