「Brexitショック後の買い株10銘柄」が、米投資会社、ジェフリーズ・エクイティ・リサーチのアナリストから発表され、ティファニーやアバクロンビー&フィッチなどが挙げられた。

ジェフリーズは当分大きな変動が続くと予想しているが、それと同時に「大きな打撃をうけた銘柄ほど、今後リバウンドが期待できる」とし、米アパレルメーカーのアバクロ、米リスク管理サービスのマイムキャストなどを挙げている。

例えばアバクロは現在、欧州での売り上げが全体の25%を占めているが、近年の売上低迷を反映させ、米国での利益創出にも力を入れている。

またNXPセミコンダクターズはEU圏内であるオランダを本拠地としているが、「英離脱の影響を受けにくい」とジェフリーズは見ている。

最も大打撃を受けたのは金融、資材、IT

大方の予想に反した英EU離脱決定で、大荒れとなった6月24日の世界株式相場。S&P500指数は3.6%安。最も打撃を受けたのは金融セクターで、平均リターンはマイナス5.4%。10%の下落を見せたモルガン・スタンレー(マイナス3.71%)を筆頭に、シティグループ(マイナス4.52%)やバンク・オブ・アメリカ(マイナス6.31%))など、軒並み総くずれとなった。

次いで衝撃が走ったのは資材(マイナス4.4%)、IT(マイナス4.2%)、鉱業(4.0%)といったセクターで、ユーティリティ(0.1%)や通信(マイナス0.9%)は比較的被害が最小限に抑えられた。

大打撃後の買い株10銘柄(今後1年間の予想変動率、目標株価と6月24日の終値)

10位 ティファニー(米宝飾品)41% 85ドル/60.09ドル(約8710円/6157円)
8位 フリーポート・マクモラン(米資本財)42% 15ドル/10.58ドル(約1537円/1084円)
8位 Syncronyファイナンシャル(米金融サービス)42% 35ドル/24.64ドル(約3586円/2525円)
6位 Spritエアロシステム(米航空機製造)53% 66ドル/43.20ドル(約6763円/4427円
6位 Acadiaヘルスケア(米医療サービス) 53% 85ドル/55.42ドル(約8710円/5679円)
5位 Harsco(米資本財)54% 10ドル/6.50ドル(約1025円/666円)
4位 NXPセミコンダクターズN.V(蘭半導体製品製造) 62% 130ドル/80.07ドル(約1万3321円/8205円)
3位 ワンメイン・コム・ホールディングス(米IT)75% 40ドル/22.88ドル(約4099円/2345円)
2位 マイムキャスト(米リスク管理サービス)76% 18ドル/10.26ドル(約1844円/ 1051円)
1位 アバクロンビー&フィッチ(米アパレル)97% 目標株価35ドル/17.77ドル(約3586円/1821円)

(ZUU online 編集部)

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