(写真=PIXTA)
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昨日・今日ととても良い天気となっています。梅雨も明けたかという感じですが、こうなると水不足が気になって来ます。参議院選挙も無事に終わり、株式市場も「夏相場」を意識することになるのでしょうが、渇水銘柄、猛暑関連銘柄などが注目されそうです。

参議院選挙が終わったら株の買い支えがなくなるなどという向きもあるようですが、政治の力で簡単に相場が動かせるということでもなく、為替をにらみながら冴えない相場展開が続きそうです。それでも、昨日のセミナーには皆が集まっていただき大変盛況となりました。皆でしっかりと利益を出していければいいと思います。

週末の米国株が大きく上昇となったことに加え、参議院選挙で与党圧勝となったことが好感されて堅調な展開が期待されます。ただ、為替が円高に振れているということで上値も限られそうです。先週末の動きを見ているとある程度売りが出切った感もあり、為替の影響の少ないものなどはしっかりとした動きになると思います。

15,000円水準まで下落とならず、15,200円~300円水準での値固めから15,500円~600円を試すことになりそうです。為替次第では上値も重くなるのでしょうが、当面15,000円水準を大きく下回るということもないと思います。

本日の投資戦略

注目された雇用統計も数字はともかくとして株式市場の反応は悪くない感じです。為替が円高になっているということが気になるのですが、週明けの東京でさらに円高が進むということでもなさそうな感じです。ここで円高が進むということであれば、多分に投機的な動きであり、一過性と考えてよさそうです。参議院選挙も無事に終わったことで財政出動や日銀の追加緩和が期待されそうです。

英国のEU(欧州連合)離脱に関連しての混乱はいったんはそろそろ収束してきそうです。ここからは日米ともに足元の企業業績動向に反応するということになりそうです。日本でも円高の影響が少ないということがわかれば買い直されるということになるのでしょうが、上値の重い状況には変わりないと思います。追加緩和期待が盛り上がらないと方向感に乏しい展開が続きそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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