(写真=PIXTA)
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今朝は途中は土砂降りとなっていましたが、茅場町の駅に着いたら雨は止んでいました。いよいよ梅雨明けということになりそうですが、株式市場は既に梅雨が明けてしまったのかのように大きな上昇が続いています。日経平均は6連騰となっているのですが、この間の上昇が1600円と1週間で10%以上の上昇となっています。さすがにそろそろ過熱感を警戒しても良いと思います。

昨日は為替に関係なく先物主導で上昇となりました。先物の新しいシステムが稼働したということも多少は影響もあるのかと思ったのですが、夜間取引の朝3時以降の売買は非常に少なく、あまり参加者はいないようです。これからだと思いますが、先物主導で右往左往する相場展開となりそうです。

米国株は堅調となり、為替も落ち着いているのですが、特に手がかりに乏しい中で本日の日本市場は上値も重くなりそうです。上値の重さが嫌気される場面で昨日までのように先物に買いが入るかどうかということになりそうです。昨日も特に買い急ぐ材料がないなかで買われており、本日も先物主導となりそうです。特にこれといった材料があるわけでもないのに大きな上昇となっており、反動安もありそうです。

16,500円水準を割り込まず、上値追いとなりました。さすがに17,000円まで一気に上昇するだけの材料があるということでもなく、日銀の追加緩和を織り込んだとしてもそろそろいったんは調整となりそうです。為替への反応も鈍く、先物次第ということなのでしょうが、先物の買いが入らなければ一気に手仕舞い売りに押されるということもありそうで、まだまだ15,500円~600円水準を試す動きもあるのでしょう。

本日の投資戦略

相変わらず異様に強い相場となっています。先物に執拗に買いが見られるという雰囲気であり、指数の「値段」が欲しいという感じです。本日は「20日」で満月ということであり、一目均衡表の「雲」のねじれの日柄でもあり、昨日や本日が当面の高値という可能性もありそうです。

ここからさらに上値を買い上がるには材料が必要ということでしょう。指数をけん引した銘柄もそろそろ上値も重くなりそうですし、あとはしっかりと決算発表や日銀の政策を見てからということになるのではないかと思います。逆にさらに上昇となるようであれば、好調な決算や追加緩和などへの反応が鈍くなると思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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