ドイツ銀行、クレディ・スイスなど大手企業も融資を支援

少数の投資家と大学の協力を得て設立されたプロディジーが、短期間で急成長をとげた秘密は、「借り手(学生)だけではなく、貸し手(投資家)や大学も恩恵を受けれる」という独自のユニークな融資システムにある。

借り手はオンラインで簡単に申し込みができ、審査は5日で完了。保証人や保証金を用意する必要もない。

金利は個人情報やクレジットスコアに基づいた信用度に左右されるが、学生に負担のかからない低金利が原則となっている。

返済期間は課程の受講期間や融資額によって異なる。返済開始は課程修了6カ月後に設定されているので、十分な準備期間も与えられることになる。

融資を行うのは卒業生を含む投資家。コミュニティー・プログラムを通して、融資を受けた学生と融資を行った投資家が連絡をとりあうことも可能だ。

大手企業ではドイツ銀行が融資を行っているほか、クレディ・スイスもプロディジーの学資ローン投資を、顧客に勧めている。

また各大学の需要に見合った学資プログラムの立ち上げも支援しており、留学生を呼び込む窓口の拡大にも一役買っている。

世界中の若い才能を開花させる社会的インパクト投資(教育、福祉などの課題に取り組むと同時に、利益も創出する投資)としても、注目度大だ。(ZUU online 編集部)

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