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(写真=Thinkstock/Getty Images)

2008年の設立以来、すでに2億ドル(約212億3600万円)の学資ローンを提供した英スタートアップ、プロディジー・ファイナンス(Prodigy Finance)。

オックスフォード大学やケンブリッジ大学、ハーバード大学を含む国際名門校と、新たに提携関係を結んだことで、2016年末までに融資総額が5億ドル(約530億9000万円)に達すると見こんでいる。

「本当の意味での国際化とは何か。どのような手段で国境を越えた融資を行うか」という疑問から誕生した、まったく新しい形の学資ローンだ。

学資ローン申し込み者の「将来性」が、融資の審査基準

60%の経営学修士(MBA)学生や大学院生が、学資ローンの借り入れを求めているにも関わらず、一般の金融機関は留学生への融資に消極的だ。結果的に数えきれないほどの若者が、素質を伸ばす機会を与えられることなく、社会に埋もれて行かざるを得ない。

プロディジーはそうした国と資金の間に立ちはだかる壁を崩し、ローン申し込み者の「将来性」を審査基準に設定することで、世界中の若い才能に平等なチャンスを与える目標で設立された。

これに共感した一流大学が次々と提携大学として名を挙げ、米国からスタンフォード大学、ペンシルバニア大学、ハーバード大学、英国からロンドン・ビジネス・スクール、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、フランスからINSEADなどが、留学生の受け入れにプロディジーの融資サービス採用を決定した。

融資対象となるのは欧米アジア150カ国の学生志願者。インド、ブラジル、トルコ、中国などの新興国を筆頭に、欧米からも申し込みが殺到しているそうだ。

現在までに4500人の学生がプロディジーを通して進学している。一人あたりの借り入れ額は4万ドル(約424万7200円)。返済率は99%と報告されている。