身体にやさしい「正しい入浴手順」
入浴前は、コップ1~2杯(400cc程度)の水分を補給しましょう。一度の入浴(41度の湯に15分間入った場合)では、800ccの水分が失われるため、水分補給はマストです。
また、寒い脱衣所から暖かい浴槽に飛び込むと、血圧が急上昇し、脳血管や心臓に負担をかけます。冬場は脱衣所を暖めておき、急激な温度変化がないようにしておきましょう。
浴室に入って、すぐ湯船にドブンと肩まで浸かるのはNG。心臓に遠い手足の末端から湯をかけて、徐々に身体の中心に、最後に頭に湯をかけます。湯船ではまず半身浴で浸かり、一呼吸おいてから肩まで浸かります。
額にじんわり汗が出てきたら、そろそろ湯船から出る合図。勢いよく立ち上がらず、ゆっくりと立ち上がるようにしましょう。
入浴後は、再びコップ1~2杯の水で水分補給。風呂上がりのビールは美味しいですが、酒は脱水作用があるので、かならず水も併せて飲むように。
ちなみに、食前・食後すぐの入浴はできるだけ避け、1時間以上、空けるのが正解。これは消化で胃腸に集中すべき血液が全身に分散し、消化不良を起こさないようにするためです。