ウエストとイーストの新会社の売上は1兆円規模に

ちなみに、コカ・コーラグループであるウエストとイーストの経営統合による新会社の売上は1兆円を超え、清涼飲料業界ではサントリー食品インターナショナル <2587> を抜いてトップになる。

ウエストとイーストは「ボトラー」として日本コカ・コーラ社から原液を買いコーラの製造販売をするのがメインビジネスだ。上場ボトラー2社の合併で国内のコーラ扱い高のシェアは約9割となる。

両社の合併も物流、原材料費のコストダウンを進め、経営の効率化を図るところに狙いがある。

さらなる業界再編を呼ぶ可能性も

コカ・コーラグループとキリンの提携は競争力のさらなる強化をもたらすだろう。それまでライバル関係にあった同業メーカーが本格的な協業を進めるのは、それだけ業界を取り巻く環境が厳しさを増しているということなのかも知れない。

実際問題として清涼飲料業界は少子高齢化でマーケットが成熟し、頭打ちとなりつつある。すでに業界は消耗戦の様相を呈しているとの見方もある。そうした中で競争力を高めるためには、ライバルとの協業が有効な選択肢の一つとなる。

2015年にはサントリー食品インターナショナルが日本たばこ産業から自販機事業を買収した。スケールメリットを狙った陣取り合戦は着実に進行している。コカ・コーラとキリンの提携が、限られたパイを巡ってさらなる業界再編を呼ぶ可能性もあるだろう。

清涼飲料業界に限らず、業界再編は株式市場にも影響を及ぼすだけに今後の動向を注意深く見守りたい。(ZUU online 編集部)

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