出張先の名古屋の朝となりました。昨晩は結構雨が降っていたのですが、今はすっかり晴れています。株式市場も米大統領選挙がどうしたと大騒ぎになっている感じですが、当面はまだまだ右往左往するのでしょうが、結局は何もなかったということで足元の景況感や業績に素直に反応することになりそうです。
景気が悪いというのが常態となっているような感じでもあるのですが、世界的な金余りのなかでうまくお金が回っていないということかもしれません。日銀の緩和政策でお金は市中でうごめいているはずなのですから、そのお金がどこに流れているのか、しっかりと見極めて投資をしていけばいいと思います。悲観的になりすぎず、楽観的になり過ぎず、周りに煽られることなく、しっかりと見て行きましょう。
米国株高や円安を受けて買い先行となりそうです。米大統領選挙の結果を受けて世界中で一番最初に反応しなければならない可能性もあるのですが、大統領が決まったということでそれまで上昇していれば一転売られるということもあるかもしれません。いずれにしても、諸々の情報で一喜一憂、右往左往することになるのだと思います。
17,500円水準を試すような勢いになって来ました。米大統領が決定して17,500円を付ければ付けたで達成感からの手仕舞い売りが出るのでしょうし、上値の重さが確認されるといったん手仕舞い売りに押されることになりそうです。蓋を開けてみなければわからない面もありますが、基調は強含みながらも目先的には上値も重いというような感じだと思います。
本日の投資戦略
いよいよ米大統領選挙の投開票日となりました。早ければ日本時間で午後早い時間に大勢が判明するということのようですが、早い時間に決まるようであればとりあえずは「買い」で反応するのでしょう。ただ、ある程度決定後に買われるということを前提に動いている感もあり、上値が限られる、あるいは為替が円高に振れるということになると一気に手仕舞い売りが出るという可能性もありそうです。
先を見ればどちらの候補が大統領になっても特に何が変わるということでもないのでしょうが、こうしたイベントをきっかけに右往左往するのが常態となっており、しばらく波乱含みということになりそうです。こうした時は芳しくない決算を発表したものなどが必要以上に売られるということもあるので、逆に大きく下落したところでは反発を期待してもいいのだと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・
アルゴナビス
)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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