アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

昨日は「木枯らし1号」ということで非常に寒い日でした。株式市場も大きな下落となったのですが、一夜にして一気に戻しそうな勢いです。どこまで戻すかということになるのですが、せっかく買い場探しと思っていたものが一気に買い先行となりそうですが、買える銘柄の買い場探しということで良いのだと思います。

米大統領選挙の報道などを見ているとこう言っては何ですが、やはり「マスコミ」のいうことは信じてはいけないということです。かと言ってインターネット上の情報は逆に玉石混交とは言えそれこそ根拠もあいまいないい加減なものが多く、株式投資でも情報を得るというよりは実際に「相場に聞く」ということが良いのだと思います。昨日の大幅下落を見て「ほれ見たこと」と報道していたマスコミやインターネットで情報発信をしている人たちが今日の反発相場を見てなんというか、ちょっと注目です。

米国株高や円安、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇していたことから買い先行となりそうです。昨日の大きな下落がいったい何だったのか?というような感じで、一気に切り返しそうです。買い場探しかと思っていたのですが、買い気配から始まるものも多そうです。寄り付きの買いが一巡となったあとは落ち着きを取り戻して一進一退の動きになりそうです。

ちょうど6月の英国離脱の時と全く同じ展開になりました。戻りが大きそうですが、こうなると引き続き17,000円~17,500円水準での動きとなりそうです。一気に買い戻しが入ると17,500円を付ける場面もありそうですが、抜けてくるにはもう少し米国の状況が見えてからということになりそうです。

本日の投資戦略

米大統領選挙に反応する株価の動向は想定通りでしたが、想定された下落した感じです。それでも夜間取引で結局は「行って来い」ということになり、まだまだここからも波乱が予想されます。こうなるとしっかりとヘッジをかけておく、そして無理をしないということが大切になって来るのだと思います。予想以上に振れ幅が広がるという傾向にあり、そうした対処も必要ということでしょう。

夜間の間の反発も非常に大きく、買い場探しと思っていたのですが、一気に戻してしまいそうです。ここまで注目していた銘柄で大きく突っ込んだものなどは反発を期待しても良いと思っていたのですが、朝からいきなり買い気配で始まりそうな雰囲気です。ただ、米国でも指数が上げている割には安いものも散見されるので、日本市場でも蓋を開けてみなければわからないということでしょう。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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