ビジネス環境ランキング
(写真=Thinkstock/Getty Images)

世界銀行は世界190の国や地域を対象にした世界のビジネス環境ランキングを発表した。この調査では起業の手続き、建設認可、電力調達、資産登記、資金調達、少額投資者保護、納税、通関行政、契約履行、破綻処理の10項目について評価され、ランキング化されている。それでは世界銀行が発表した世界のビジネス環境ランキングを190の国と地域のうち、ベスト40をご紹介しよう。

世界のビジネス環境ランキング ベスト40

40 Russian Federation ロシア
39 Bulgaria ブルガリア
38 Armenia アルメニア
37 Belarus ベラルーシ
36 Romania ルーマニア
35 Kazakhstan カザフスタン
34 Japan 日本
33 Slovak Republic スロバキア
32 Spain スペイン
31 Switzerland スイス
30 Slovenia スロベニア
29 France フランス
28 Netherlands オランダ
27 Czech Republic チェコ
26 United Arab Emirates アラブ首長国連邦
25 Portugal ポルトガル
24 Poland ポーランド
23 Malaysia マレーシア
22 Canada カナダ
21 Lithuania リトアニア
20 Iceland アイスランド
19 Austria オーストリア
18 Ireland アイルランド
17 Germany ドイツ
16 Georgia ジョージア
15 Australia オーストラリア
14 Latvia ラトビア
13 Finland フィンランド
12 Estonia エストニア
11 Taiwan, China 台湾
10 Macedonia, FYR マケドニア共和国
9 Sweden スウェーデン
8 United States アメリカ
7 United Kingdom イギリス
6 Norway ノルウェー
5 Korea, Rep 大韓民国
4 Hong Kong SAR, China 香港
3 Denmark デンマーク
2 Singapore シンガポール
1 New Zealand ニュージーランド

1位は昨年に続きニュージーランドとなり、起業の手続き、建設認可、資金調達、資産登記、少額投資社保護の5項目でトップとなった。2位にはシンガポール、3位にはデンマークがそれぞれランクインした。日本は34位と昨年の32位に比べ2つ順位を落とした。

日本34位の原因は相対的なもの

日本は世界第3位の経済大国でありながら、34位となった。評価の内訳としては、起業の手続き89位、建設認可60位、電力調達15位、資産登記49位、資金調達82位、少額投資者保護53位、納税70位、通関行政49位、契約履行48位、破綻処理2位となっている。

2位の破綻処理や15位の電力調達の項目では順位を押し上げる格好となったが、89位の起業の手続きや70位の納税が大きく足を引っ張っている。確立された破綻処理や、成熟したインフラ基盤による安定した電力の供給などが評価された形だが、起業する際の複雑な手続きや、現在の納税制度等が他国・他地域に比べビジネス環境が劣っていると評価されたようだ。

各項目の順位は昨年の順位に比べ、ほぼ全ての項目で昨年と同水準の順位を維持しているが、起業の手続きに関しては昨年から8位ダウンとなった。日本で大きな法改正などが無かった点を考慮すると、日本のビジネス環境は変わっていないが、他国・他地域のビジネス環境が向上したため、相対的に順位が下がってきていると考えられる。

お隣の韓国に圧倒的な差をつけられた日本

中国のビジネス環境は総合順位で78位と昨年より2つ順位を上げた。項目別にみると、起業の手続き127位、建設認可177位、電力調達97位、資産登記42位、資金調達62位、少額投資者保護123位、納税131位、通関行政96位、契約履行5位、破綻処理53位となっている。

契約履行の項目が5位と日本の順位よりも高く、総合順位を押し上げているが、全体的には順位の低い項目が多く、電力などのインフラや、各種許認可等がまだまだ整備不足であり、ビジネス環境としては発展途上の国と言えそうだ。

資金調達や起業の手続きに関しては、昨年より順位をそれぞれ16位、7位上げるなど、一部項目ではビジネス環境が確実に整いつつある。

韓国のビジネス環境は総合順位が昨年に比べ1つ順位が下がったものの、日本に圧倒的大差をつけての5位となった。各項目別にみると、起業の手続き11位、建設認可31位、電力調達1位、資産登記39位、資金調達44位、少額投資者保護13位、納税23位、通関行政32位、契約履行1位、破綻処理4位となった。

電力調達や契約履行は1位を獲得し、その他の項目も軒並み高順位である。日本は破綻処理の項目のみ韓国に勝っているが、他は全ての項目で順位が韓国を下回った。

現在のところ日本のビジネス環境は中国には勝っているが、韓国には圧倒的差をつけられている状況だ。現状維持を続けていると、発展を遂げている他国に追い抜かされ、順位の下落を招く。

世界第3位の経済大国日本がさらなる発展をしていくためにはビジネス環境をより整え、経済活動が活発に行える環境作りをしていかなければならない。既存の商習慣にとらわれず、大胆な規制緩和などでより良いビジネス環境を整えることが期待される。(ZUU online 編集部)

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