あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。昨年は年初からの下落でしたが、今年は買い先行となりそうです。「7のつく年は波乱が多い」とも言われますが、今年も波乱は多いと思いますし、ちょっとしたことで大騒ぎとなる市場は変わらないと思います。目先の値動きに一喜一憂するよりは大きな流れで見て行けばいいのでしょう。
年始から比較的暖かい日が続いていますが、暖冬ということが「良い方向に」動くと良いと思います。昨年もいろいろとありましたが、事前に伝わる情報がすべて逆になったということも多く、混乱も激しかったのですが、今年こそそうした「ガセネタ」などに振り回されないような相場になって欲しいと思います。悲観的になりすぎず、楽観的になりすぎず、「相場は相場に聞け」ということで真実だけをしっかりと見極めて対処して行きたいと思います。
年初の日本市場は為替が円安となったことや米国株高を受けて買い先行となりそうです。ただ、対ユーロで円高となっているように、米国の利上げなどを巡っての思惑や原油価格動向なども気になり、一気に買い上がるというわけにも行きそうもありません。とりあえずはヘッジ売りの買い戻しなども入るのでしょうが、あとは為替次第ということになりそうです。
年始は買い先行となりそうですが、昨年などと同じように手仕舞い売りなどに押されると一気に売られそうです。節目とみられる19,300円水準をしっかりと超えてこないと19,000円を意識するところでの値固めというような雰囲気になって来るのだと思います。
本日の投資戦略
米国市場は年末に手仕舞い売り、年始は買い戻しなどもあって買い先行となりましたが、日本市場も昨年末の手仕舞い売りの反動もあり買い先行となりそうです。ただ、昨年のように寄り付いてから手仕舞い売りが嵩んでくるようであれば、昨年の6日連続下落ということも想起され、利益確保を急ぐ動きも出てきそうです。
本来であれば、円安を素直に好感して買われても良いのですが、米国の大統領が代わるということで保護主義色が強まるという懸念もあり、素直に交換できないということでしょう。シカゴ市場の日経平均先物は19,300円台回復となっていますが、日本市場でもヘッジ売りなどの買い戻し一巡後にさらに先物が買われるか、あるいは現物株の買いがしっかりとついて来るかどうかというところに注目です。日銀や年金の買いは期待されるものの、いったん大きく売られると一方向に動きやすく、為替次第ということなのでしょう。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・
アルゴナビス
)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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