アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

昨日、綺麗な満月と思ったら今日も綺麗な満月が出ていました。カレンダーで確認すると12日が満月となっていました。ともあれ、株式市場もトランプ新大統領の記者会見に振り回されて相場付きが変わった感じもあります。為替の動きも明らかに変わって来ており、いったん調整となりそうです。

昨日テレビに出演したときにも話したのですが、日経平均の銘柄入れ替えということも注意が必要かもしれません。これまでのヤマハ発動機 <7272> や楽天 <4755> などに比べて、入れ替えの株価の違いが大きく、それだけ入れ替えに関して影響が大きくなる可能性もあり、指数の下押し要因となるのではないかと思います。

本日の日本市場は冴えない展開となりそうです。為替次第ということになるのでしょうが、週末の手仕舞い売りに加え、為替も円高気味、米国株式市場でも調整感が出てきており、「トランプラリー」一服ということで調整となりそうです。夜間取引やシカゴ市場で日経平均先物は買い戻しなどもあって堅調となりましたが、いったんは大きく売られており、日本市場でもいったん下値を試す動きも出てくると思います。

19,500円水準での上値が確認された格好となりました。あとは19,000円水準で下げ止まるかどうかということなのでしょうが、19,000円を割り込むようであれば、18,500円~600円水準までの調整となりそうです。ここから決算発表などに振らされながら調整となりそうです。

本日の投資戦略

昨日は米新大統領への期待が失望、懸念に変わったという感じでした。こうなるとここから実際に大統領が就任するまでは買い難く、冴えない展開が続くと思います。ドル高=円安も一服となった感もあり、円高基調が続くと下値を試す動きになりそうです。12月決算動向などを見極めたい、米国の企業決算の動向を見極めたいという動きも出てきそうで、少なくとも積極的に買い上がるということにはなりそうもありません。

日経平均の銘柄入れ替えに絡む売りも嵩んで来そうですし、当面指数の下押し要因となりそうです。日銀の買いも見られましたが、微妙に金額が減少しており、下げ渋り要因にはなるのでしょうが、売り方の回転が効いて来れば一気に下値を試すということもありそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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