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(写真=Thinkstock/Getty Images)

新政権に移行した米国の行方をめぐり、2大著名家、ジョージ・ソロス氏とウォーレン・バフェット氏の意見が真っ向から対立している。

両者ともにクリントン政権の誕生を切望していたが、かたくなにトランプ政権を否定し続けるソロス氏とは対照的に、バフェット氏はヒラリー氏の敗北以降、トランプ政権がもたらす経済効果についてポジティブな視点へと切り替えている。

ソロス氏は英メイ政権も「長続きしない」との見解

「イングランド銀行をつぶした男」の異名を持つソロス氏は、トランプ大統領の勝利後も否定的な見解を撤回しておらず、今年のダボス会議(1月17日から23日まで開催)でも容赦なく痛烈な批判を浴びせかけた。

1月20日、オバマ前大統領から政権を受け継いだ新大統領を「欧州や一部の地域にも影響がおよぶ貿易戦争の勃発を目論んでいた詐欺師、独裁者」と罵倒し、トランプ氏の勝利が完全に予想外であったことを認めた。

しかしトランプ大統領の政策が「本質的に自己矛盾だらけ」であることから、トランプ政権が短命であると予想。またトランプ政権への不安感が足かせとなり、「市場はあまりパッとしない状態に陥る」と見ている。

一方「オマハの賢人」ことバフェット氏は1月19日、「米CNBCで今月末放送が予定されている自身のドキュメンタリー番組のプロモーションに登場した。その際、新大統領が米労働市場の活性化という重要な任務をおっていると指摘。

「ヒラリー・クリントン政権が誕生していれば素晴らしい結果をもたらしただろう」と前置きしたうえで、「トランプ政権でもそれなりにうまくいくだろう」とコメントしている。この確信は「米国には秘密のソースがある」というバフェット氏自身の発言に起因するものだが、秘密のソースの正体はドキュメンタリー番組の中で明かされるようだ。

どちらのエキスパート(熟練者)がより高い先見性を備えているかは、やがて時間が答えを届けてくれるだろう。

ソロス氏は英国のメイ政権に関しても、内閣の分裂や議会での支持率の低さを理由に同様の見方をしている。(ZUU online 編集部)

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