(写真=Thinkstock/Getty Images)
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ドイツの経済誌『WirtschaftsWoche』のインタビューで、国際情勢についての見解を求められた著名投資家ジョージ・ソロス氏は、投資において非常に役立つ心得を、ナチスからの迫害を家族とともに切り抜けた自らの経験を通して学んだと述べた。

1944年、ナチスがマルガレーテ作戦によりハンガリーを侵略した際、ソロス氏の父親は家族全員の身分証明書を偽造することで魔の手から逃れた。父親の機転によって命拾いしたソロス氏は、この時に「問題から目をそらさず、真正面から立ち向かう方が賢明だ」と悟った。

それ以来ソロス氏は物事の「影の側面」に目を向けるという手法から、金融市場でも政治哲学でも大いに恩恵を受けている。「夜明け前はいつだって真っ暗闇だ」

*[2016年1月24日23時40分修正]"1994年"と記載しておりましたが、正しくは"1944年"になります。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

ソロス流再帰性理論で市場を新たな角度から見る

もう1つソロス氏の基盤となっているのは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス在学中に講師であるカール・ポッパー氏の哲学から発想を得た、「リフレキシビティー(再帰性)」と称される思想だ。

金融業界の観念から分かりやすく説明すると「投資家やトレーダーによる市場の動きがその後の市場に反映され、展開が再び市場の動きに影響をおよぼす」というものである。

オンライン経済用語辞典「インベストペディア(Investopedia)」によると、、ソロス氏はこうしたサイクルに「(再帰性理論によって)金融市場を新たな角度から見ることができるようになった」と、哲学以上の思想を見出しているそうだ。(ZUU online 編集部)

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