バンク・オブ・アメリカの最新レポートから、ファンド・マネージャーがトランプラリーの継続を確信していることなどが判明した。

59%が「経済成長率はまだまだ伸びる」、23%が「今後1年間にわたり、トレンドを上回る経済成長とインフレ上昇が期待できる」と回答している。

経済失速への悲観的な予想は昨年の半分以下に

トランプラリー継続への期待からドルの買戻しが目立つ米国市場。大統領選以来、S&P500種株価指数は10%上昇。景気回復を見こんで市場は過熱気味だ。

その熱気はファンド・マネージャーや投資家にも反映され、昨年の3倍にあたる18%のマネージャーが「経済が黄金期にさしかかっている」と回答。対照的に経済失速を予想しているのは43%。88%に達していた昨年の半分以下まで減った。

投資家の多くは期待を膨らませる一方で、「税制改革や規制改革には時間を要する」と見ている。8月以前の実施と見こんでいるのはわずか23%だ。

しかしこうした楽観的な流れを押しとどめる不安材料が、まったく見られないというわけではない。34%のマネージャーはトランプ大統領の「自国優先主義」が市場リスクになりかねないと懸念。リスク回避投資には金(ゴールド)が最適としている。

また米金融市場リサーチ会社、インベスターズ・インテリジェンスのサーベイからは、市場の強気と弱気の差が危険なレベルにまで開いている点が浮き彫りになっている。

ドルが2006年9月以来の最高水準に達している現状に対しては、投資家の28%が「ドルが強くなり過ぎている」と感じている。(ZUU online 編集部)

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