アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

今日は暖かいということだったのでダウンコートから上着を替えてきたのですが思った以上に寒かったです。株式市場は相変わらず米国株は堅調ですが、日本株は冴えない展開となっています。円高を嫌気するということで売られているということだと思いますが、その為替を動かす要因である米国の金利に注目です。

米国では再度「債券から株式」という動きも出ており、本来であればドル高=円安になるはずなのですが、ドル高を嫌気するということでしょう。円安効果で好決算となったものも多く日本企業にとっては米国の政策も気になるところです。本日は18:30~1時間程度インターネットでのライブセミナーを行ないます。是非ご覧下さい。 https://youtu.be/RXV9OL6Gzz8 からご覧いただけます。

米国株は相変わらず堅調ですが、為替が円高に振れたことから夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られており、本日の日本市場も売り先行となりそうです。日銀や年金の買いも期待され週末ということで買い戻しを急ぐ動きなどもありそうで、値持ちは良いのかもしれませんが、少なくとも積極的に買い上がるということもなさそうです。買われていたものが手仕舞い売りに押されるということになりそうです。

19,500円水準が上値という雰囲気が強まったのではないかと思います。19,200円~300円水準での保ち合いとなるか、いったん19,000円水準までの調整ということになりそうです。為替次第ということで米国でドル高懸念が強まらなければ19,500円水準まで戻しそうです。

本日の投資戦略

米国株もさすがに上値が重くなりました。日本市場は冴えない展開となっていますが、米国でドル高懸念が出て円高に振れると日本株が売られるという感じです。トランプ大統領の政策云々と言われていますが特に政策に反応しているというよりは利上げがあるのではないかということで昨年11月から12月の時のように債券から株式へ資金シフトが起きているということでしょう。

日本市場では日銀のオペレーションのおかげで特に金利が上昇しているということでもないのですが、米国でドル高を嫌気する動きが強まると金利が上昇ということもありそうです。それでもまだまだ株式が割安という面もあり、売り急ぐということもないと思います。当面、19,000円付近での保ち合いということになりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

【編集部のオススメ記事】
「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)