アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

今朝は久しぶりに傘をさしての通勤となりました。日中は暖かくなるという予想で、春も近づいているということでしょう。株式市場は米国では9連騰となっており、日経ジャスダック平均も9連騰ということですが、日経平均は冴えない展開になっています。それだけ短期売買の個人投資家が元気ということでしょう。

小型銘柄に飛び乗るという投機も楽しいということが個人投資家の方は乗りやすいようです。ただ、基本的にはどんな銘柄でも「買い」の形や「買い」の水準で買い、そのタイミングを逃したら、「次」というようにあっさりとあきらめて次に行くということが良いと思います。一つの銘柄で取り損なってもいくらでも買える銘柄があるのですから、焦らずしっかりと買いの形で買い、売りの形で売るということで良いと思います。

米国市場は相変わらず堅調ですが、円高となったことから本日の日本市場は冴えない展開になりそうです。2月権利付き最終日ということで配当や株主優待を期待する動きもあるのかもしれませんが、特に買い上がる材料もなく、利益の出ているものから手仕舞い売りに押されることになりそうです。空売りの買い戻しや日銀、年金の買いなどは期待されますが、幕間つなぎ的に小型銘柄が物色されるだけで主力銘柄は閑散小動きとなりそうです。

手掛かり難の中で小動きとなっていますが、本日も上値の重さが確認されたことでさらに上値が重くなりそうです。19,500円を抜けないということで今度は19,000円水準を試すということもありそうで、当面は19,000円台前半での動きが続き、円高がさらに進むようであれば、18800円水準を試すことになりそうです。

本日の投資戦略

昨日は上値の重さが確認された格好となりました。それほど円高が進んだということでもなく、地合いは悪くなかったのですが、買い気に乏しいという感じです。本日は再度為替が円高に振れたことが嫌気されて冴えない展開になりそうです。輸出株を中心に売れるものは売っておこうというような雰囲気もあるかもしれません。

幕間つなぎ的に小型銘柄が買われていますが、日替わりメニュー的な買われ方で相場の持続性はどうかと思います。好調な決算を発表した銘柄などが買い直されるところなのでしょうが、買われすぎとなっているものも多く、深追いは物ということでしょう。

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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