春眠暁を覚えずということで毎日眠い日が続いています。日中の株価もほとんど動きがなく、眠くなる要因ということですが、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を控えても何だかのんびりとしています。3月の決算月ということでまだまだ市場の波乱はあるのでしょうが、基調は強含みと見ても良いと思います。
来週からは米国ではサマータイムとなり、日本でも売買主流の日経平均先物は6月限月となります。配当の分だけ現物指数よりも安くなるので注意が必要です。決算に絡んでの売りなどもありそうで、ここからは波乱含みとなって来るのではないかと思います。今度の日曜日は懇親会付きセミナーがあり、午前中は先物・オプション入門セミナーも行います。波乱相場に備えて話を聞きたいという方は是非いらしてください。
前日の下落の反動や為替が円安に振れたことが好感されて買い先行となりそうです。米国で利上げ機運が盛り上がりドルも買われたということで円高懸念が薄れたことなどから買戻しも入りそうです。ただ、積極的に買い上がるだけの材料もなく上値は限られそうです。引き続き目先的な動きとして小型銘柄の値動きのいいものに飛びつくような展開となるのでしょう。
19,200円~300円水準で落ち着いた動きになりました。売り急ぐ動きもなくここで値固めという雰囲気になっています。まだ明日の先物・オプションSQ(特別清算指数)算出や米雇用統計を控えて、狭い範囲での保ち合いが続きそうです。当面は上値も重く、19,000円台前半での動きが続くということになりそうです。
本日の投資戦略
昨日も動きはないかと思いましたが案外手仕舞い売りも多かったということで軟調となりました。決算月ということでもあり、週末を待たず、米雇用統計の発表や来週の日銀の金融政策決定会合を待たず、米FOMC(公開市場委員会)を待たずに手仕舞いするという動きもあったものとおもいます。為替も含めて波乱も懸念されることで早めに見切る動きもありそうです。
小型銘柄の良い動きが続いて買い方の回転も効いていると思われます。短期的な売買が中心と思われ、いつ突然崩れるかわからないような気もしますが、それより外にやりようがないということでしょう。新聞でも長期投資が報われないというような話も出ていましたが、株価が急騰する銘柄を見つける確率よりは順調に利益や配当を得る方が長い目で見れば利益に結び付くのではないかと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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