昨日は帰りに雷が鳴って、駅のホームでも雨が吹き込むというような大変な天気でした。今朝は一転して天気は良いのですが、結構寒く、ダウンコートを軽い上着に変えたところだったので寒い思いをしました。株式市場も戻しそうで戻さないという感じで冴えない展開が続いています。
それでも先週見られたような売り急ぐ動きがないので少し安心です。本日も先週木曜日や金曜日のような持ち高調整、先物売り現物買いの動きと思いますが、がなければ大きく売られるということもないと思います。19,000円を割り込むと売り難く、超えると買い難いという感じで右往左往するのだと思います。小型銘柄が目先の値動きの軽さもあって物色されるかもしれませんが、無理をしないということで良いと思います。
米国株が堅調となったことや為替が円安になったことで本日の日本市場は買い先行となりそうです。月末・期末に加えて週末ということでもあり、持ち高調整の売り買いなどで振らされる場面もあるのかもしれませんが、手仕舞い売りが一巡となった感があれば買い戻しやお化粧買い期待などから買いが優勢となりそうです。小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうです。
19,000円台はキープできそうだという雰囲気になって来ました。19,000円を意識するところでは買い戻しなども入るということなのでしょう。ただ、逆に上値を買い上がる材料もなく、配当取り後の手仕舞い売りも嵩んで来そうで上値も限定的となりそうです。買い戻しを急ぐ動きが強まれば上値を試すことになるのでしょうが、いずれにしても19,000円台前半での動きが続きそうです。
本日の投資戦略
売り難く買い難いという感じです。19,000円を超えて上値が重くなると配当や権利を得た後の手じまい売りに押され、19,000円を割り込んで底堅さが見られると買い戻しが入って戻すという感じです。目先的には為替動向に振らされるということなのでしょうが、先週木曜日や金曜日に見られたような先物主導での売りが出るかどうかという感じです。少なくとも積極的に買い上がるということでもなさそうです。
米国での利上げをある程度織り込んでいる感じで、よほど好調な経済指標や決算などが見られないと米国の金利上昇とならない可能性もありそうです。それでも米国の利上げ、日本での金融緩和状態という状況は続くと思われ、円安傾向は続くということで日本企業でも円安メリット銘柄などに注目です。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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