寒くはないのですが、しとしとと雨が降って梅雨の雰囲気です。桜も満開となった週末ですが、株式市場は昨日の大きな下落で弱気になった向きも多いようです。相場というものは面白いもので、上がっているときは何時までも上がると思い、下がっているときはいつまで下がるのではないかということです。
それでも「陽極まれば陰を生じ、陰極まれば陽を生ず」るわけですし、下がり続ける相場も、上がり続ける相場もないのですから、ちょっとした変化に怯えたり、慌てたりするのではなく今自分がどういう行動をとればいいのかを考えることが重要で、そして実際に行動を起こすことは必要と思います。昨日のような暴落があった時の対処はアルゴナビスに来ている投資家はきっとうまく対処したものと思います。
米国株高、円安ということで昨日の大幅下落からの反発が期待されます。昨日も特に理由があったということでもなく、単純に持ち高調整の売りがきっかけで売られた感もあり、蓋を開けてみなければわからないところもあるのですが買い戻しなども入って堅調な展開となりそうです。小型銘柄はまだ見切り売りや戻り売りが多くなりそうで、冴えない展開となるものが多いのではないかと思います。
18,500円~600円水準という節目を試す動きになりました。さらに下値を試すというにはもう少し円高にならなければならないのでしょうが、18,500円~600円水準での値固めというよりは19,000円を目指す動きになって来るのではないかと思います。持高調整の売りが本日も出てくるようであれば18,500円水準を試すことになるのでしょう。
本日の投資戦略
昨日は大きな下落となりましたが、いつものことではあるのですが、特に何があったということでもなく売りが売りを呼ぶ形で大きな下げとなりました。きっかけは持高調整の売りが出ていたということであり、本日も持高調整の売りがあるかどうかということで相場も変わって来ると思います。それでも、持ち高調整の売りがいつまでも続くということでもなく、底堅さが見られると反発となるのでしょう。
いつも同じパターンですが、新聞などで下落への恐怖感が煽られたところからは下がらないという感じです。ここへ来て弱気がかなり増えてきたので、ここからは大きく下落するということもないと思います。強気な意見が多くなるとそこが高値となり、弱気な意見ばかりになると底入れ反転するということはよくあることです。悲観的になりすぎず売られ過ぎ銘柄などを探すということで良いと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
【編集部のオススメ記事】
・「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
・資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
・会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
・年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
・元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)