私が主催するふたつのプログラム―「SEALFIT(シールフィット)」と「UNBEATABLE MIND(アンビータブル・マインド)」―に参加してくれた何千人もの人には、ある共通の特徴が見られる。彼らはみな、社会的に見れば並はずれた成功者で、すばらしいキャリアを持ち、仕事とプライベートの両面で人に自慢できる成果をあげている。

(本記事は、マーク・ディヴァイン氏(著), 露久保由美子氏(翻訳)の『アメリカ海軍が実戦している「無敵の心」のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)の中から一部を抜粋・編集しています)

あなたは自分で思っているよりもずっと有能な人 ― もっと能率を上げ、成果をあげ、成功できる人 ― なのに、これまで自分の潜在能力に気づかずにきたということだ。私はその能力を20倍ファクターと呼んでいる。その能力を活かせば、日々の成果は20倍にも跳ね上がる。

こんな大切なことを、家族や世の中はあなたにわざと隠してきたわけではない。家族も世の中もその事実を知らなかったのだから、責めるわけにはいかない。だが私たちは、もうこの真実から目をそむけることはできない。あなたには自分の成功と幸福のために潜在能力をフルに発揮する権利があるのはもちろんだが、世の中もあなたの最良のアウトプットを必要としている。

自分の中の「なぜ」を発見、ポジティブに思考をフォーカス

エグゼクティブ,セルフマネジメント
(写真=PIXTA)

マイナス思考はパフォーマンスを低下させるので、基本パターンを守ってまずマイナス思考を目撃し、その思考を枯渇させて葬り去るという手順が欠かせない。そしてそれから、ポジティブな、勇気を奮い立たせる思考に取りかかる。

あるいはネイティヴ・アメリカンなら、パンチの効いた生き生きした比喩を使ってこう言うかもしれない。「恐怖のオオカミを飢え死にさせ、勇気のオオカミに餌をやらなければならない」と。次に示すのは、私がこれまでさまざまなトレーニングプログラムで教えてきたプロセスだ。

  1. マイナス思考を目撃する
  2. 力のある言葉(パワーステートメント)でマイナス思考を阻止する、あるいは停止させる
  3. 心のつぶやきと想像で、今の目標にプラスになる、実のあるものに心を向けさせ自分のなかの「なぜ」を発見し、そこにポジティブにフォーカスする
  4. ジングルやマントラで新たな精神状態を維持する

「3つのP」と「ひとつ」のことを自分の中で明確にしてみる

私は、自分の「3つのP」と今まさに集中して取り組むべき「ひとつ」のこと(以下、「ひとつ」と表記する)を言葉に出せるくらい自己認識できていることが極めて重要だと考えている。ではいくつか質問してみよう。

  1. 自分は何に「情熱 Passion」を持っているのか、さらに情熱を燃やすにはどうすればいいのか?
  2. 自分にとって大事なものは何か、この先自分という人間を決定づけるものにするには、それをどう「理念 Principles」にしていけばいいのか?
  3. 自分の「目的 Purpose」は何か。自分は何者で、なんのためにここにいるのか。人生で成し遂げるべき「ひとつ」とは何か、それは今自分にとってどんな意味があるのか。つまり、重要な「ひとつ」とつながっている今日の「ひとつ」はなんなのか?
  4. その「ひとつ」をどう手に入れ、世の中で活かすのか?

こうした質問に対して明確な答えがなければ、自分をコントロールすること ― 無敵の心を持つ人の大きな特徴 ― はいくらか難しい。自分自身を知らなければ、まずまずで生きていくよりほかはない。

メンタルタフネスを手に入れるためには「選択」に鍵がある

意欲もあって、成功するのにもってこいの素質も持ちながら、あと少しのところで自爆してしまう人をよく目にする。自爆の原因は、メンタルタフネスを手に入れるための基本ツールがないことだ。メンタルコントロールは出発点であり、メンタルタフネスは最後まで乗り切る力をくれるものである。

メンタルタフネスを手に入れる第一の秘訣は、シンプルに聞こえるかもしれないが、選択には力があり、その力が私たちの人生を決める可能性があると認識して、それを受け入れることである。そしておそらく、あなたがなによりも選択できるようにならなければならないことのひとつが、ストレスについてどう考え、どう向き合うかだろう。

『アメリカ海軍が実戦している「無敵の心」のつくり方』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016/11/21) 画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
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呼吸を制してレジリエンスを手に入れる

正しい呼吸は、ある一点に集中し、それが長時間続くように、すべてのペースを落としてくれる。一度にひとつのこと―適切なこと―だけに集中できるようになったら、ストレスは大幅に軽減され、心をコントロールできている感覚が増す。

こうなると、心が注意を向けているものを管理し、不安や恐怖、その他の「脅威」をごく狭い集中範囲の外側に置いて、心の注意を維持することができるのだ。いずれは、何にも邪魔されることなくそのひとつに集中しながら、自分のまわりや、自分の内面で起きているすべてに気づくようにフォーカスを広げていくようになる。

ひとつの課題にレーザー光線のように集中しながら、同時に、自分の内側やまわりを見わたすのはより高度なスキルであり、真の統率やコミュニケーション、クリエイティブな仕事におおいに役立つ。

レジリエンスとは、肉体的、精神的、あるいは感情的などんな挫折からも、すぐに立ち直れることを意味する。メンタルタフネスと同様、レジリエンスも(肉体、精神、感情を問わず)、鍛えることのできるスキルだ。だが、3つのなかでも身につけるのが最も難しいのが、感情のレジリエンスである。手順は、前に説明したメンタルコントロールのための目撃者のプロセスと似ている。しかし簡単なことではない。感情のレジリエンスを育むには、我慢と努力が必要だからだ。

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