大分で大きな地震があったということですから心配です。梅雨の雨とあいまって被害が出るということもありそうですし、地割れしていたのも大分ですから、中央構造線のラインは少し心配です。株式市場は堅調で高値更新となっていますが、依然として盛り上がりません。物色の対象が広がらないことには盛り上がらないということでしょう。

それにしても依然として空売りが多いです。いっこうに減らないということですし、カゴメ <2811> や森永製菓 <2201> などのように半年以上も逆日歩となっている銘柄がみられるなど「異様」です。株主優待や手数料の問題、そしてNISA(少額投資非課税制度)などが空売りの要因と思われますが、こうした空売りが減らないことには盛り上がるような相場にはならないということなのだと思います。

米国株が軟調となったことや円安一服となったこともあり、手仕舞い売りに押されて冴えない展開になりそうです。昨日のように先物にまとまった買い戻しがみられるようであればさらに上値を試すことになるのでしょうが、高値を抜けたといっても特に材料があって上げたわけでもないので、上値の重さが気になると手仕舞い売りに押されるということになるものと思います。主力銘柄が一服となるところでバイオ関連の値動きの軽いものが物色されそうです。

2万円を超えて上値を試す動きなのですが今一つ盛り上がらず、いったん上値の重さが気になると今度は押し目を試すことになるのでしょう。2万円台固めということで2万円水準に近づくようなところで買いが入るかどうかを試すようなこともありそうです。当面20,200円~300円水準が上値ということになりそうです。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

いつものことですが、特に材料があるということでもなく指数が押し上げられるという感じです。空売りが積み上がっているので下がり難いということもあるのでしょうし、日経レバレッジ <1570> などの買い戻しなども相場を押し上げる要因となっているものと思います。日経平均の動きと相場全体の動きのギャップも大きい感じでもあり、指数の影響の大きな日経レバレッジやソフトバンク <9984> などの動きに注意ということです。

海外の株高に比べれば日本株が出遅れているということになるのでしょうが、だからと言って日本株を買う理由にはならないと思います。日本株の中には買われ過ぎているものも多く、そして買われ過ぎている銘柄が指数を押し上げているとすれば、ここからは指数の上値は重いが堅調なものも多いということもありそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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