一流の経営者はギフトの達人
「手土産は接待される側がもらうモノ」、そんなイメージを持っていないだろうか。
筆者は高級ギフトショップを運営している立場上、これまで売上3兆円を超える超大手企業の秘書室や芸能プロダクション社長、コンサルティング事務所の経営者ら数百社の接待用の手土産に携わってきた。「一流の経営者」には共通して、接待される側にも関わらず、手土産を準備する人が多い。
テレビや雑誌のインタビューなどで取り上げられるような右肩上がりの成長を続ける会社の一流経営者は、実は日常的に贈り物を上手に活用してビジネスを円滑にすすめる「ギフトの達人」とも言うべき人たちだ。
彼らが、いかに贈り物を有効に活用しているのか、実例とともに紹介しよう。
手土産のセンスがビジネスを左右することも
手土産は取引先と良好な関係を築くための強力なビジネスツールになりうる。それを単に「形式的に贈るもの」と考えていては、ビジネスチャンスを逃しかねない。接待における手土産は実はとても奥が深いのだ。
相手の記憶に残る手土産を贈ることができれば、「この方はセンスが良い」と一目置かれる存在になり、どこでも買えるありきたりの物では受け取る方はガッカリしてしまう。かと言って、高級ブランド感を全面に押し出した手土産では「次の契約もください」という下心が透けてみえ、信用を失いかねない。