「ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック」の放送が、2017年10月8日より開始されます。本記事は番組開始に先立ち、9月10日に放送された特別版をお届けします。
▶「笑って役だつマネークリニック」の過去記事は こちら
*(ジングル)
橋詰:日曜スペシャル
篠原:知ってトクするお笑いマネークリニック
**
篠原:みなさんこんばんは。ファイナンシャルプランナーの篠原充彦です。
橋詰:こんばんは。ABCアナウンサー、橋詰優子です。どうぞよろしくお願いします、篠原さん。
篠原:橋詰さん、よろしくお願いします。
橋詰:今日初めてお会いするんですけどね。
篠原:始まりましたね。
橋詰:スペシャル番組ですよ。
篠原:まさか、始まるとは思わなかったんですけどね。
橋詰:いやいやいや、ここまできたら11時まで突っ走りましょう。(編集注:2017年9月10日(日)22:30~23:00に放送)
篠原:そうですか。
橋詰:楽しみにしてたんですよ、お会いできるのを。
篠原:ありがとうございます。先ほどお会いさせていただいたところですもんね。本当にいろいろと、お世話になります。よろしくお願いします!
橋詰:聞いてますよ。お金の達人なんでしょ?
篠原:まあ、ファイナンシャルプランナーという仕事をさせていただきまして。
橋詰:大人気ファイナンシャルプランナーで、なんと年間150回以上、全国を講演で回られていると。だからお金のことを、毎日考えて、全国行脚されているわけですよね。
篠原:橋詰さん、大正解です。いやあ、本当に僕自身も、お金に振り回されていた時期もあったので、何か、恩返しじゃないですけど、いろんな方にお伝えできたらな、ということで。ラジオでお伝えさせていただけるというのは、うれしいですね。
橋詰:ラジオはあまりご経験ないですか?
篠原:初めてですよ。
橋詰:え?
篠原:ゲストとかで、ちょこっと出させていただいたことはあるんですけど、ジングルであったり、エコーを言うというのも初めてですし。
橋詰:そして今日はMCというお立場でもありますからね。
篠原:僕MCなんですか?
橋詰:回していってくださいね。
篠原:いやー、回していくんですか?
橋詰:はい。今日はお金にまつわるいろんなことを教えていただきます。そして、お金のことは、ようわからへん、お金のことは任せてんねんと言いながら、言われるがままに金融商品を買ってしまっているあなたや、それなりに収入もあるのに、いっこうにお金が貯まらないあなた。お金のことは難しいから後回し、でも老後資金が不安!教育資金は?結婚したらどれくらい生活費がいるの?というお悩みをお持ちのみなさんに、お金のトクする情報を、わかりやすくおもしろく、篠原充彦さんに解説いただきます。
篠原:見事に、おもしろく、のところで噛みましたよね(笑)。
橋詰:(笑)なんでしょう?私のなかに何かが。
篠原:大丈夫か?篠原。おもしろくいけるのか?っていうメッセージが。
橋詰:すいません。でもすごいハードル上げましたよね。
篠原:いやいや。
橋詰:でもね。おもしろくないわけがないです。というのも、篠原さんは、元お笑い芸人でいらっしゃいますから。
篠原:そうですね。
橋詰:ご同期は、どなたがいらっしゃいます?
篠原:同期はですね、中川家、たむらけんじさん、陣内さん、あとはそうですね、ケンコバとか。
橋詰:そうそうたる顔ぶれですね。そして99年に漫才コンビを解散されたあと、2004年にAFPを取得。なんですか?このAFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー®)って。
篠原:これはファイナンシャルプランナーなんですけど、いわゆる3級とか2級とか1級とか。国家資格でファイナンシャルプランナーがあるんですけど、その2級と思っといていただいたら。
橋詰:まあまあすごいってことですよね。
篠原:まあまあすごいですね。
橋詰:(FPに)Aが付くと。そして2006年にCFP国際ライセンス取得。このCが付くとなんなんですか?
篠原:Cが付くとですね、サーティファイド ファイナンシャル プランナー®と言いまして、全世界ではファイナンシャルプランナーなんですけど、国際ライセンスという肩書きになりましてですね。すごそうでしょ?
橋詰:これは、世界で活動できるということですか?
篠原:活動できるんですよ。
橋詰:すごい。じゃあ、ファイナンシャルプランナーの中のファイナンシャルプランナー。
篠原:そうですね。英語一切しゃべれないですけど。ファイナンシャルプランナーのなかのファイナンシャルプランナー。そうですね、肩書きで言うと、そんな肩書きを持っていますけども。
橋詰:すごい方が、今私の前に座ってらっしゃるんですね。現在は大阪ミナミに事務所を構えてらっしゃって、相談に訪れる人に資産形成や家計に関するアドバイスをされているということなんですけれども。
でも、私もね、篠原さん、本も出されているんですけど、読ませていただいて、さっそくはじめに、の部分の最初の4行で、大ショックを受けました。この、お金の知識があることで、得をしたり、起こりうるリスクを回避することができるのに対して、逆に知らずに損していることが世のなかにはたくさんありますと。たぶんね、私ね、損してると思うんですよ。
篠原:損してるんですか。
橋詰:全然お金、増えないんですよ。
篠原:増えないんですか。
橋詰:こんなに一生懸命仕事してるのに、一定額ずーっと。減りもしないんだけど、増えない。でもこれから、うち、まだ子どもが小さいんでね、5歳の双子なんですけれども。
篠原:双子がおられるんですね。
橋詰:これからでしょ?教育費かかってくるの。
篠原:これからですよ。
橋詰:だからね、お金の知識をつけたいんです。
篠原:任しといてください!
橋詰:本当にいろいろと、今日はお聞きしたいこと、たくさんあります。
篠原:なので、知ってることで得することもありますし、知らずに損をしてることのほうが、実はむちゃむちゃ多いということがわかりまして。なので、知らずに、いわゆるお金のことってあんまりしゃべらないじゃないですか。会社であったりとか。
橋詰:ちょっといやらしいかな?と思っちゃうし。
篠原:いやらしいかなとかあるので。けど、お金の話、いややねん、知らんねん、って言ってる人が知ってたらかっこいいじゃないですか。
橋詰:うん。
篠原:だから、知ってて得しようというようなことを、日々講演とか、相談者の方にお伝えしてますので、ぜひこのラジオでも、番組でもお役に立てたらなあと思っております。
橋詰:はい。「日曜スペシャル 知ってトクするお笑いマネークリニック」。このあと11時まで、よろしくお付き合いください。
家計簿の「3:5:1(サーコイ)の法則」とは?
*
篠原:家計簿は3対5対1で
橋詰:なんですか?その謎の数字
橋詰: 日曜スペシャル
篠原: 知ってトクするお笑いマネークリニック。ファイナンシャルプランナーの篠原充彦と
橋詰:橋詰優子がABCラジオからお届けしています
*
橋詰:篠原さん、今の気になります。なんなんですか?あの3対5対1。
篠原:気になりましたか?これはいわゆる「家計簿の3:5:1(サーコイ)の法則」という。毎日つけるんじゃなくて、3カ月、5項目、1年続ける。それだけです。毎日つける項目って実はあんまりなくて。いわゆる5項目っていうのは。食費、これは毎日つけますよね。外食費、これも出たときにつけるじゃないですか。理美容費、衣服とか美容院ですよね。自己投資費、いわゆる習い事とか。で、その他。この5項目を3カ月つけて、それを1年に1回だけやっていただくという。
橋詰:じゃあ、その家計簿の話はまた、おいおい詳しくお伺いしますね。
篠原:わかりました。
橋詰:次のコーナーに参ります。気になる経済ニュース。
ボーナスや残業代を当てにしている人は麻痺体質?
**コーナータイトルコール
篠原:ゆうたら、あれやね
**
橋詰:気になる経済ニュース。ゆうたら、あれやね。このコーナーでは、最近巷でよく見聞きする、気になる経済ニュースや用語などをピックアップ。なんとなくわかっているけど、その本質や本当の意味がイマイチわからない。自分にどう影響するの?じゃあ、どうしたらいいの?という素朴な疑問に、篠原さんがたとえ話を使ってわかりやすくお答えします。
橋詰:ゆうたら、あれやねっていうのは、標準語に直すと、たとえばね、っていう意味ですよね。
篠原:たとえて講演でも伝えたりするんですけど、そんなすべて、たとえられるわけではないので。
橋詰:え?ちょっと待って。コーナーの趣旨がめちゃくちゃになってしまうんですけど。
篠原:まあ、わかりやすくですね。ということで、今日の気になる経済ニュースは、こちら。
橋詰:働き方改革で、収入減? 残業規制で、所得8.5兆円減。
8月21日付けの時事通信によりますと、政府が、働き方改革の一環として導入を目指している、罰則付きの残業上限規制が実現すると、残業が1カ月平均60時間に規制され、その結果、残業代は労働者全体で、最大年間8兆5000億円減少すると、大和総研の試算を報じました。国民の所得が大きく減る可能性がある試算だけに、個人消費の逆風となりかねず、賃金上昇につながる労働生産性の向上が不可欠となりそうです。
というニュースなんですが、篠原さん、解説をお願いできますか?
篠原:そうですね。背景はやっぱり企業の長時間労働とか、宅配業者の過重労働とかあるじゃないですか。それをなくして、働きやすい環境にして、生産率を上げていきましょうというような背景で、この働き方改革というのがあるんですけど。
橋詰:それ、もちろん大事なんですけどね。でも、家計に直結してくる話ですからね。
篠原:なので、多くのご相談者の方はやっぱり、年収で見るっていうのがけっこう多いんですね。
橋詰:自分のお給料を。
篠原:年収でやりくりすると。
橋詰:そうですよ、はい。
篠原:そのなかで、残業も入った年収があるじゃないですか。なのでそれでやっちゃうとですね、ボーナスとか残業を、けっこう当てにしちゃうんですよ。僕はそれを全然あかん、とよく言ってます。
橋詰:どうしたらいいんですか?
篠原:もう、まったくあかんとよく言ってるんですけど。
橋詰:全然だめ?
篠原:ちょっと今怒られる目をしてましたね。
橋詰:だって、私の何十年間の生活を今、全否定された気分ですから。
篠原:そうですよね。基本は、やっぱり基本給のなかでやりくりできるというのをメインに、ちょっと作ってもらいたいですね、家計を。
橋詰:基本給だけとなったら、だいぶ考えを変えていかないと。
篠原:変えていかないとだめなんです。大鉈を振るわないとだめなんですよ。
橋詰:で、ボーナスとかはどうしたらいいんですか?どう考えたらいいんですか?
篠原:ボーナスとかは、あったらラッキー。あったらラッキーにして、まあ残業代もですね。いわゆる骨法を、基本給だけで考えておくというのが、ひとつの仕組みなんです。
橋詰:じゃあ、手をつけないほうがいいってことですか?ボーナスとか残業代に。
篠原:手をつけないほうがいいです。
橋詰:できるかなあ?
篠原:できるでしょう。初めはけっこう大変ですよ。だって、働き方でもいわゆる毎日毎日、17時にきっちり終わっている方が、来週から16時に終われと言ったら、たぶん僕、できると思うんです。その仕事内容的に。生産率を変えずに。17時まであると思うからやっちゃったりとか。
橋詰:うーん。ちょっとコーヒー飲んだりとか。
篠原:お金も一緒やと思うんですけどね。20万円あって、たとえばもうちょっといいもん食べたいなと思って、月末にあと3万円あったらええのになーって思って、25万円になった瞬間にどう思うかっていうと、いや、ええとこ住みたいなってまた思うんですよ。
橋詰:そうですね。
篠原:いや、あと5万あったら、ええとこ住めんのにって。ほな、30万円になった瞬間また、いや、いいもん着たいなとかあるんですよね。
橋詰:ありますね。だから、ボーナス入ったからこれ買おうかなとか、そういう考えですもんね。
篠原:そうなんですよ。だからそのボーナスも一緒に入って、満腹を感じなくなっちゃうので。
橋詰:(笑)満腹を感じなくなる。
篠原:生活水準だけ、どんどん上がっていくんですよ。
橋詰:あー。満腹中枢麻痺している状態。
篠原:優子は完全に麻痺してる。
橋詰:うっそー(笑)。私、今?
篠原:会って1時間ですけども。完全なる麻痺体質です。
橋詰:変われますかね。
篠原:変われます。ただ僕が相談者によく言うのが、このままいってちょっと良いのか、このままいってちょっとだけがんばるのか、がんばって大鉈を振るうのか、っていうのは、僕よく、相手に訊くんですよ。というのは、お金のことでなんか押し付けするの、しんどいじゃないですか。やりたくないのにやりや、っていうのも嫌なので。大鉈を振るうというのは、たとえばボーナスとか残業を当てにしない。だって入社の前なんて、就職活動とかされたでしょ?
橋詰:はい、しました。
篠原:ねえ。そのときに残業が嫌とか思ったじゃないですか。残業うれしいと思います?そこの会社。
橋詰:どうだったかな?あんまりそこまで考えてなかったですね。
篠原:ああ、そうなんですね。
橋詰:もう必死で。もうアナウンサーになりたいなっていうので。
篠原:うちは残業があるって言ったらどうですか。
橋詰:いやいやいや。ある程度はやらせていただきますって思っていましたよ。
篠原:お金好き過ぎるじゃないですか(笑)。
橋詰:(笑)働いた分だけもらえるんですもん。
篠原:まあ、そうですね。
橋詰:お金好きですよ。
篠原:基本は残業ある会社嫌とか、入ったけど、慣れてきてだんだん残業が当たり前になってきて、で、残業がなかったら家計がやっていけないみたいな体になるじゃないですか。でも基本給でやりくりしている時期が絶対あるじゃないですか。
橋詰:そうですね。最初の頃、そうですね。
篠原:なので、まずは基本給でやりくりをして、ボーナスもわかんないですよ。なくなるかもわからないでしょうし。
橋詰:そうか、そうですね。急になくなるかもわかんないですよね。
篠原:なので、あったらラッキーで、それはたとえば貯蓄であったりとか、資産形成にあてるっていうので。基本は基本給でやって。ただですね、これけっこう収入が下がるだけじゃなくて、実際にいいこともけっこうあるんですよ。たとえば余暇が増えて、支出が増えて家計がまた収入が下がって、あかんやないかってことなんですけど。17時にきっちり終わったら、そこから余暇が増えるときに、僕は生きた時間とお金の使い方をしてもらいたいなと思うんですよ。たとえば僕はファイナンシャルプランナーの、冒頭で国際ライセンスとか偉そうに言いましたけど、むちゃむちゃお金がかかったんですよ、これ実は。
橋詰:取るのに。
篠原:取るのに。150万円くらいかかったんですよ。
橋詰:そんなかかります?
篠原:はい。そうするとね、150万円かかったけど、実際にいろんな方にこの知識つけたいなと思って、そうするとどういうことが起こったかというと、キャッシュが増えたんですね。のちのち。
橋詰:ああ、そうか。あとで返ってきたんですね。
篠原:返ってきたんです。
橋詰:それはあるかもしれませんね。
篠原:もちろん、今こうして全国行かせてもらったりとか。天下のABCラジオでこうして座らせていただいたりとか。なので、何か、たとえば海外で仕事をしたいなと思ったら、英会話習ってもいいでしょうし。ただ単に習うんじゃなくて、なんか資格の勉強に行ってもいいでしょうし。
橋詰:あー。要するに自分に投資しろと。その時間で。お金もかかるけど。それがお勧めですか。
篠原:お勧めです。だって人脈もできるしね。定年したら、いきなり人脈作れって、難しいですよ。
橋詰:なるほどね。
篠原:そこで悩んでいる人多いじゃないですか。今から、要は5時から男で、高田純次さんじゃないですけど、
橋詰:懐かしい。
篠原:そうなんです。これ別に今ぱっと思いついたんじゃないですけど、名前もよくないんですよ、この働き方改革って。
橋詰:そうですか?
篠原:なんかちょっと上から言ってるでしょ?
橋詰:ああ、こう働きなさい、みたいなかんじですかね。
篠原:だから当たり前に戻っただけなんで。
橋詰:はー。
篠原:いわゆる高田純次改革です。ゆうたら、あれやね。高田純次改革やね。
橋詰:あの頃に戻ろう。
篠原:そうです、そうです。
橋詰:5時から男になろう。
篠原:そのまま元に戻っただけやと、僕は思いますけどね。もうほんとに高田純次改革でございます。
橋詰:働き方改革は、高田純次改革というまとめです。よくわかりました。ありがとうございました。
篠原:ありがとうございます。
橋詰:以上、気になる経済ニュース。ゆうたら、あれやね、のコーナーでした。そしてここで、番組から重大発表がございますよ。
篠原:はい、なんでしょう。
橋詰:今日はスペシャル番組として、単発でお送りしていますこの番組なんですが。実はタイトルを少し変えまして、「ZUU onlineプレゼンツ 笑ってトクするマネークリニック」と題しまして、10月8日から毎週日曜、朝6時、レギュラー番組としてスタートすることになりました。
(拍手とファンファーレ)
篠原:大丈夫なんですか、これ。
橋詰:だって、まだまだ時間足りないじゃないですか。
篠原:もちろん全然言い足りてないですけど、レギュラー番組、大丈夫ですか?
橋詰:毎週ですよ。30分ですよ。
篠原:大丈夫ですか?
橋詰:私はうれしいです。
篠原:僕もめちゃめちゃうれしいですよ。
橋詰:お忙しいですけどね。
篠原:いや、カツヤマさん大丈夫かなと思いながら。
橋詰:カツヤマさんてね、この番組の仕掛け人でありますけれども。
篠原:あとはZUU onlineさんという、一番大きいマネー情報が入っているサイトなんですけれども、経済情報とか、暮らしに身近な、たとえばポイントカードとか、マイルとかもわかりにくいじゃないですか。
橋詰:そうなんですよー。
篠原:貯めてます?
橋詰:賢く貯められなくて、もう、止めました。
篠原:止めましたか。そういう方が、またサイトを見ていただいて、あらゆるお金にまつわるお得な情報がぎっしり詰まってますので。
橋詰:ちょっと見させていただいたんですけど、本当に見やすいですよね。
篠原:見出しもわかりやすいですし、内容もすごい濃いですから。そういうような内容をまたご紹介したいなと思っております。
橋詰:いいですね。ですので、10月からも、ファイナンシャルプランナーの篠原充彦さんと私、橋詰優子でお送りしますので、どうぞよろしくお願いします。
篠原:よろしくお願いします。
**ジングル
篠原:あなたユウコ、僕イデコ(iDeCo)
橋詰:日曜スペシャル 知ってトクするお笑いマネークリニック
**
橋詰:篠原さん、これもなんなんでしょうか。あなたユウコ、僕イデコ。ユウコは私、橋詰ですけど。
篠原:僕の嫁さんもユウコですけどね。
橋詰:ああ、そうですね。イデコちゃんって。
篠原:聞いたことないですか?
橋詰:聞いたことはあります。あのイデコですか。
篠原:なんか、ようやってますもんね。新聞とかでもね、よく聞きますもんね。
橋詰:CMとかも多いですし。
篠原:簡単に言ったら、個人型確定拠出年金っていうことで。絶対に、というのは、僕は投資はなかなか絶対って使わないんですけど、絶対に税金分は得する投資でございます。
橋詰:おー。またおいおいこのイデコについても、詳しく聞かせてください。
篠原:そうですね。これは60歳以下の方が、知ってたら得する情報ではありますので。僕の本(編集注:『元お笑い芸人ファイナンシャルプランナーが教える! 世界一笑えてわかりやすいお金の増やし方』(イースト・プレス 2017/3/12))の204ページにも書いてますので、ぜひ。レギュラーの番組のほうで、きっちり詳しく解説させていただきます。
橋詰:はい、楽しみです。では、続いてのコーナーに参りましょう。究極の選択!
究極の選択 「賃貸」と「分譲」どっち?
**(コーナータイトルコール)
篠原:どっちかね
*
橋詰:このコーナーでは、日常生活のなかで判断を迫られる、究極のお金がからむ選択を、どっちにすべきか、何がベターかを篠原さんに解説していただきます。
篠原:はいはい。コーナーのタイトルが、どっちかね。って、気づきました?
橋詰:どっちかねでしょ?
篠原:どっちかねというのと、お金のかねを掛けてるんですよ。
橋詰:あー、どっちのお金っていうこと?なるほど、ようできたタイトル。
篠原:全然おもろうないでしょ?僕が考えたのではないですよ。
橋詰:あ、人のせいにした。うちのディレクターが。
篠原:うけなかったら、そうしようと思う。
橋詰:どっちかね?ですね。
篠原:ちょっと悩むときあるじゃないですか。
橋詰:はあ、たとえば。
篠原:そうですね。電子マネーにしようか、切符を買うかとか。
橋詰:どっちが得かなって思うときはありますよね。
篠原:スーツを1年間に1万円のスーツを10着買うのか、10万円のスーツを1着買うのかとか。そういうちっちゃいテーマから大きいテーマって、日常生活にジャッジするときってあるじゃないですか。
橋詰:ありますね。
篠原:そういう意味で、今日のテーマを持ってきました。賃貸と分譲、選ぶならどっちかね。
橋詰:これはまた、いきなり、めちゃくちゃ大きい選択ですね。
篠原:そうですね。これは、本当にご相談のなかで、すごい多い相談ですね。
橋詰:これは結局どっちが得なのか、すごく知りたいです。
篠原:結論から言うと、これは僕の個人的な見解も入ってますけれど、結論から言うと、賃貸です。
橋詰:賃貸!賃貸がお得ですか?
篠原:賃貸です。
橋詰:えー!もう買っちゃってますけど、私。
篠原:そうでしょ。
橋詰:どうしてですか?そのココロは。
篠原:お得、お得じゃないっていうので、金額的には、そんな変わらないというのが事実なんですよ。
橋詰:最終的にはとんとんですか?
篠原:いわゆる地域にもよりますけれど、住居費って一番人生でかかるお金じゃないですか。平均寿命87歳として、だいたい5000万円から6000万円くらいなんですよ。
橋詰:あー。
篠原:ざっくりと。
橋詰:まあでも、人生で一番大きい買い物ですよね。
篠原:たとえば3000万円のマンションを購入しても、一括で購入してもいいですけど、住宅ローン組んだら、大きく見積もっても、ローンが1.5倍くらい。ということは、4500万円じゃないですか。総返済額が。
橋詰:考えたくないですけど、それ位いっちゃうんですね。
篠原:それまでに賃貸に住んでるかもわかんないですし。なので5000万円とかかかるんですけど。なんで賃貸かって言うと、たとえば、これからどうなるかわからないじゃないですか。子どもが大きくなったりだとか、っていう形で、新婚のときに購入されて、一番多いのが、マイホームって夢の部分がけっこう多いので。
橋詰:いや、そうなんですよ。夢のマイホームっていう概念がね、根強くあるので。いつかは、とかね。持ちたい、自分のものを。
篠原:その間に、たとえば子どもができて、大きくなってきて、環境もおかしくなってきて。たとえば、どこどこの学校に行く。あ、ここじゃなかったとか。
橋詰:ちょっと遠いなとか。
篠原:購入当初はよかったけど、仕事が変わったとか。そういうライフスタイルって、どんどん変わっていくじゃないですか。なので、そういう意味で、だんだんだんだん購入当初はよかったんですけど、買ったときはよかったんですけど、こういうふうに思ってたんですけど、っていうマイホーム購入者がけっこう、そういう言葉を言われるんですね。相談のときに。
橋詰:わかります。だから、会社に近いからいいなと思って買うけど、そこの会社にずっと勤めるともかぎらないですしね。
篠原:なので、動けなくなるというのと、精神的にしんどいのと、守りに入っちゃうって方がけっこう多いんですね。
橋詰:そうなんですか。でもね、金利低いし、買っとこうかなとか。毎月家賃払うことを思ったら、資産なるしとか考えるじゃないですか。それは?
篠原:それは要は、お金の亡者が考えることですね。
橋詰:庶民が考えたらあかんのですか、それ。
篠原:考えたらいいのが、ただマイホームを前面否定じゃないですけど。初めにライフスタイルとか、この会社でずっといるとか、転勤が見えているとか、こうしたら動かないとか。たとえば子どもはここにずーっと、この地域が大好きで、この学校通わせてとか、ライフスタイルをまず全部見て、その地域が好きになるじゃないですか。で、今度は、金利安いですよとか、今でっせとか言われて買っちゃった人がけっこう多いんです。なので、自分がいくらくらい借りられるのかなとか、いくらくらい返せるのかなとか。じゃあ、これくらいのマンションやなとか。これくらいのマイホームやなとか。自分で選定して買う方は失敗しないんですよ。
橋詰:はあ。人に言われて買っちゃうと、後悔するかもしれないってことですか。
篠原:金利安いし、賃貸払っているなら資産になるからって言われたしとか。なんで、毎月毎月もったいないやんとか。賃貸なんかとか。なっちゃって、購入当初はって声がね。目先しか見てなかったというのがね。
橋詰:賃貸も不安はありますけどね。老後大丈夫かなとかね。払えるのかなとか。
篠原:払えるのかなとかあります。ただ、身動きができるというのと、今から負債を作るのじゃなくて、若いうちは資産を作っていくと。お金に働いていくほうに、僕は回してもらいたいなというのがあるので。昔は結婚したら、家が一人前とかあったんですけど。今は、そんなにどんどん土地が上がるような時代じゃないですので。
橋詰:いやー、ショック!でも、ここからでも立て直せますよね。
篠原:全然いけます。全然いかしていただきます。
橋詰:また、レギュラー番組になったら、詳しく教えてくださいね。
篠原:任しておいてください。
橋詰:以上、究極の選択、どっちかね、のコーナーでした。
**ジングル
篠原:まだまだお得な知識、しゃべり足りん。本で言うたら、まだ3ページ
橋詰:続きは10月8日スタートのレギュラー放送で
篠原:日曜スペシャル 知ってトクするお笑いマネークリニック
**
篠原:ファイナンシャルプランナーの篠原充彦と。
橋詰:ABCアナウンサー橋詰優子がお届けしてまいりました、「日曜スペシャル 知ってトクするお笑いマネークリニック」。本当にあっと言う間でしたね。
篠原:ほんまにあっと言う間ですね。
橋詰:え!って思うくらい。
篠原:もう終わりですか?
橋詰:終わっちゃいますね。
篠原:いえいえ、寂しい!
橋詰:まだまだお聞きしたいことがあったのにー。
篠原:まだまだ橋詰さんを、どんどん僕は引き出していきたいなと思ってたんですけど。
橋詰:お金の話って、なんぼでも話すことありますね。
篠原:お金大好きでしょ、橋詰さん。
橋詰:大好き。ほんとに増やしたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
篠原:任しておいてください。
橋詰:ということで、続きが楽しみですね。この番組はタイトルを少し変更しまして、10月8日から毎週日曜朝6時、「ZUU onlineプレゼンツ 笑ってトクするマネークリニック」と題しまして、レギュラー番組化することになりましたよー。
篠原:うれしいですね。
橋詰:毎週ですよ。
篠原:でもレギュラーでは、本当に、ちょっと笑って、ちょっとお得な情報をいろいろお伝えしたいなと思っているのと、日本最大級の経済金融情報サイト『ZUU online』さんの記事、世の中の人がどんなお金に興味があるとか、プレビューランキングなんかも交えながら、いろいろと解説もわかりやすくできたらなと思っているんです。
橋詰:身近な話題をどんどん取り上げていきたいですよね。保険のこととか税金のこととかね。いろいろありますからね。
篠原:あとはやっぱり、僕もね、いつしか的には、ゲストの方とか、ちょっとその人の話を聞いたら得する、ああ、このラジオ番組聴いて、朝から得したなーと思ってもらえたら、ほんまに僕はうれしいなと思っております。
橋詰:そうですね。そしてリスナーの皆さんからの、お金に関するお悩みなんかもどんどん受け付けていきたいと思っています。篠原さんがわかりやすく解説してくださいますよ。
篠原:はい。それが本業ですからね、僕の。
橋詰:そうですよね。今日はこのあたりでお別れですが、また、およそ1カ月後にお会いしましょう。
篠原:さよならー。
(提供: 朝日放送ABCラジオ (AM1008 FM93.3))
篠原充彦
篠原FP事務所
代表
「笑い」と「お金」を融合させた『お笑いマネー講座』を全国で開催。高校、大学、企業、病院などでおこなっているお金に振り回されないための教養講座は、明るく軽快なテンポでの解説に定評がある。CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー。
橋詰優子 ABCアナウンサー
『純一のシネマに乾杯~Cheers! Looking at you,kid.~(ナレーション)』『新婚さんいらっしゃい!(解説放送)』『スタンダップ(ナレーション)』『橋詰優子のサンデーかうも。』など担当。
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