2017年10月19日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

昨日18日(水)夜に、6日(金)以来の113円台を付けた。これは、久々に株高に反応した形だ。この流れが続けば、6日(金)の米雇用統計で付けた高値113.43円付近を視野に入れた動きが通常なら見込まれる。

ただし、昨日の欧州市場では、ドルはユーロ等に対し下落している。つまり昨日は、米ドル/円で見た場合、円に対してドルが強かっただけだ。今後、米ドル/円がしっかり上昇して行くためには、米ドルが他の通貨に対しても高く、かつ、円安という「ドル高円安」が揃う状況にならないと厳しい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在の、米ドルが上がらない要因としては、次期FRB議長人事問題やトランプ米大統領の税制改革案などに関する米国の政治的不透明感だ。この辺りの問題が落着しない限りは一気に米ドル高という動きにはなりづらく、一喜一憂しそうだ。しばらくはトレンドの出づらい神経質な展開となるだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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