2017年10月24日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

衆院選の結果を受けて、週明けの米ドル/円は上昇で始まり、一時114円台を乗せた。株価も好調に推移している。

この先の注目は、26日(木)のECB理事会と、11月のトランプ米大統領のアジア歴訪。日本以外に、中国、韓国などを訪問する予定となっており、北朝鮮関係の緊張が高まる可能性もあるため注意が必要だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

26日(木)のECB理事会では、テーパリングに関する発表に注目が集まっているが、ユーロ高を牽制する控えめな内容を、すでにマーケットは織り込んでいる。トランプ政権の税制改革に大きな進展がない限り、ユーロ売りの可能性が高い。ユーロ/米ドルの下落は最大1.1500ドル辺りと見ているが、テーパリングの内容によってはユーロ上昇もあり得るため、発表後に流れを見極めたい。

米ドル/円は、23日(月)の114円台をピークに一旦調整入りしそうだ。11月に向けてやや円高バイアスがあるが、111~115円のレンジを想定している。

ただし、トランプ政権の税制改革が実現することになれば、第2のトランプラリーが始まるだろう。19日(木)に、米上院で予算決議案が可決されたことで、可能性は高まっているものの、まだ積極的に米ドルを買うには早すぎる。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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