2017年10月25日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ※チャート付き
)
現在の為替相場の傾向や相場観
今月に入って、米ドル/円が底堅い。その背景は、まず年金を筆頭とした、欧米長期投資家の日本株購入に絡んだヘッジ目的でのドル買い需要が増えたこと。それに加え、本邦からもオープン外債(為替をヘッジせず、オープンで投資する外債)の話題が出ており、米ドル/円をより底堅くさせている。報道によれば、下半期に日本生命や住友生命がオープン外債を増やすとのこと。これにより、米ドル/円の下落余地は更に限定的となりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
過去半年ほど、米ドル/円の114.00~115.00円はレジスタンスとなっており、上値を抑えられてきたため、そのレベルを上抜くには一定の時間を要するだろう。しかし、本邦からのドル買い需要も増加しており、米ドル/円の上昇トレンドは変わらず。よって、戦略としては押し目買いスタンス継続で臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「
西原宏一のヘッジファンドの思惑
」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
羊飼いのFXブログ
」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
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