2017年11月6日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

先週は、日、米、英の主要三中銀の政策金利発表をはじめ、注目イベントが複数あったが、どれもサプライズはなく無事に通過した。

次期FRB議長はパウエル氏に内定し、3日(金)に発表された米雇用統計も無難な結果だった。目先の材料がなくなり、今週は材料難な一週間となるだろう。

ここから年末にかけても特に大きな材料はないが、日米の株高、SP500の変動率を示すVIX指数の低位安定、そして日本の生命保険各社が、下期の運用方針でオープン外債に対して積極的な姿勢を見せていることから、米ドル/円の下落余地は極めて限定的。今の経済状況が続く限り、急上昇することはなくても、なかなか下がりにくい動きとなりそうだ。

ただし、トランプ政権の掲げる法人税減税法案が議会を通らなかった場合の、米ドルの下落リスクには注意が必要。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で113.50~116.00円、ユーロ/米ドルで1.1500~1.1700ドル、ユーロ/円で132.00~134.50円を予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や 西原宏一さんのメルマガ を通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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