2017年11月8日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ※チャート付き
)
現在の為替相場の傾向や相場観
米経済が好調であることを表す経済指標結果が出ている一方、インフレ指標のみ伸び悩んでいる。また、米10年債も伸び悩んでおり、連れて米ドル/円も上値の重い展開となっている。
来月12月の米利上げ実施は、ほぼ100%織り込み済みだが、日米の金利差によるドル買いもここに来て息切れ状態。現状は米ドル/円の上昇に関して燃料不足といったところだ。では下落材料に関してはというと、北朝鮮リスク、サウジアラビア問題、ロシアゲート関連など材料そのものは尽きないがこれらも一時的なノイズであって、下落トレンドを形成するほどのインパクトには欠ける。
米税制改革に関しては進展があるとしても月末のため、時間的に少し先となることから目先は結局レンジ相場となりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
114.50~115.00円の間に来週期日を迎えるドルコールが大量に控えており、113.50円より下には実需の買いオーダーが並んでいる。そのため、113.00~115.00円はどうしても跳ね返りやすいレベルとなることから、ブレイクしたときにはストップを巻き込んだ急な値動きとなる可能性が高いため注意していきたい。
井口喜雄
トレイダーズ証券
市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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