2017年11月10日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

連日急伸している日経平均は、昨日9日(木)、一時25年10カ月ぶりに2万3000円台まで暴騰し、日中値幅が約860円と大荒れとなった。売買代金も5兆円近くにものぼる活況ぶりだ。2万3000円は、1989年12月の高値と、リーマンショック時につけた2008年10月の安値の50%戻しにあたる。昨日9日(木)は、この水準をザラ場では抜けたが、終値ベースでは超えられなかった。バイイングクライマックス(最後の買い場)となり、調整に入る可能性が高いと見ている。

一方、米ドル/円は、114.50円と115.00円近辺に、16日(木)に期限を迎えるオプション絡みのオーダーが94億ドルも並んでおり、相変わらず上値が重い。

現在の為替相場の戦略やスタンス

50%戻しに到達した日経平均と、115円トライに失敗した米ドル/円は、一旦反落する公算が高い。

米ドル/円は、少なくとも巨額オプションの期限を迎えるまでは、115円レベルを超えるのは難しいだろう。来週までは戻り売りスタンスで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「 西原宏一のヘッジファンドの思惑 」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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