2017年11月16日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

(写真=PIXTA)

昨日15日(水)、これまで1カ月ほど抜けられなかった113.00円ちょうどのサポートを下抜けした。そのため強気スタンスは一旦取り下げて、中立化させなければならない。この先、113.00円台を回復していくのか、それとも10月の安値であり、ちょど200日移動平均線で下支えられた111.65円レベルまで下落していくのかを見極める局面に来たようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

目先の最大の材料としては米税制改革法安の行方。世界の株式市場にも影響するため、注目度は非常に高い。今週、下院が独自法案を出すが、下院に関しては共和党員が優位なため問題ない。

しかし上院の共和党員は、ギリギリ過半数であるため、数人でも下回れば可決されないといった問題が出てくる。この辺りは鍵となりそうだ。もし年内に成立すれば株高・円安の流れになるだろうが、困難ならもう一段の円高が見込まれる。23日(木)の感謝際までに、どのくらいの進展があるかが最大の注目点だ。

神田卓也 
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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