2017年12月4日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

2日(土)、米上院は税制改革法案を可決し、連邦法人税率は2019年から35%より20%へ引き下げられることが決まった。

この決定を受け、本日の米ドル/円は上に窓をあけて寄り付いたものの、上値は112.97円までしか伸びなかった。米ドルに対してポジティブな材料でもこの程度しか反応せず、徐々に好材料や良好な経済指標に対するマーケットの反応が鈍化してきている。シティグループ・エコノミック・サプライズ・インデックスも、今年の最高水準である+60まで上昇しており、8日(金)に発表される米雇用統計もよほどの数字でない限り、米ドル買いは続かないだろう。

また、8日(金)には、米債務上限の引き上げが期限を迎えるが、暫定措置継続でも材料にはならなそうだ。米ドル/円は、引き続き上値の重い展開が予想される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で111.00~113.50円、ユーロ/米ドルで1.1800~1.2000ドル、ユーロ/円で132.00~134.50円を予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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