2017年12月11日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は、注目イベントが2つある。
一つは、米税制改革法案の上下両院の一本化にあたり影響が出そうな、12日(火)の米アラバマ州の上院議員補欠選挙だ。アラバマ州最高裁の元判事で、共和党候補ロイ・ムーア氏が有力とされてきたが、過去のセクハラ問題が浮上し、一時支持率が急落した。その後、支持率は回復したものの、ムーア氏が落選した場合は、共和党の上院議席が1つ減ることになり、法案の一本化にはネガティブな材料となる。相場を動かすダークホース的な要因として、こちらの結果には注意が必要だ。
そして、もう一つの注目イベントは、米国時間の13日(水)に予定されているFOMCである。利上げ実施は完全に織り込まれており、50bp(0.5%)の引き上げまで9.8%と大きく織り込まれている。
米ドル/円は、先週8日(金)に発表された米雇用統計の結果を受けて上昇したが、利上げ発表直後はセル・ザ・ファクトで滑り落ちる可能性が高い。
現在の為替相場の戦略やスタンス
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で111.50~114.50円、ユーロ/米ドルで1.1650~1.1900ドル、ユーロ/円で132.00~135.00円を予想している。
竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
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