2017年12月13日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

日本時間14日(木)の早朝4時に予定されているFOMC待ち。

利上げは100%織り込まれており、2018年の利上げに関するコメントが焦点となる。昨年、一昨年の12月も利上げが実施されたが、発表後の米ドル/円はセル・ザ・ファクトで下落し、その後相場の流れが変わったこともあり、今回もFOMC後の動向に注目が集まる。

そして現在、米アラバマ州の議会上院の補欠選挙の開票が行われている。共和党の有力候補であるムーア氏にわいせつ疑惑が浮上したことで、一時支持率が急落したが、今のところムーア氏優勢と伝えられている。現在の米議会上院は、共和党52人、民主党48人となっており、仮にムーア氏が落選し共和党の議席が1つ減ると、株売り・米ドル売りになるため、選挙結果に注目。ムーア氏が当選すれば、相場への影響はほぼないだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

年末に向けて利益確定を狙っているヘッジファンドも多く、FOMC後は利上げのセル・ザ・ファクトとポジション調整で米ドル/円は反落する可能性が高い。

ただし、大きく落ちなかった場合は、年末に向けて上昇する可能性もあるため、FOMC後の動向を見極めたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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