クレジットカードで使いすぎないための「ちょっとした方法」
橋詰:さて、カードによる支払いは、痛みを感じにくいというようなお話が前半にありましたけれども。では、どうすればいいのでしょうか。
篠原:極論で言うと、クレジットカードを使う人だったら、クレジットカードしか使わない。
橋詰:中途半端なことはしない。
篠原:現金の草原には来ない。ずーっとクレジットカードで、すべてを使う。そうすると、カードしか使わないということであれば、翌月にくる明細書、これは家計簿代わりになるじゃないですか。
橋詰:ああ、ちゃんとまとめてくれてますもんね。
篠原:きれいにまとめてくれてますので、そういう意味でも家計簿管理もできると。
橋詰:なるほど。
篠原:管理できる人が大前提なんですけれどもね。
橋詰:できない人は、もうカードを持たないほうがいいと。
篠原:できない人も、ちょっと方法がありまして。カードの引き落とし口座って自分で選べるでしょ?カード引き落とし口座の、それだけの口座を1個作るんですよ。
橋詰:カードだけの。
篠原:はい。
橋詰:なんか、このあいだ、3つ口座を作りましょうという話でしたけれども、それとはまた別に。
篠原:別に。カードを使いたい人は、カードだけの口座を作りまして、そこに、たとえば10万円だったら10万円をカードで使うと。もっといいのは、会社からここにお給料で10万円別に入れてくださいって、分けれる会社だったら、そこに入れておいてもらうんですよ。
10万円しか、このカードは使えないじゃないですか。さらに、これ、カード会社によってちょっと違うんですけど、お知らせ安心サービスとかいう名称、いろんな名称があるんですけどね。たとえば自分が10万円使うということを設定しておいたら、10万円使った瞬間にメールがくる、そういうサービスがあるんですよ。
橋詰:へー、便利。
篠原:そうすると10万円使ったなということで、ここからカードの森を出ようと。現金の草原に行こうというふうにできるので。
橋詰:なんせ、歯止めをかけるシステムを自分でちゃんと作っとかないとだめなんですね。
篠原:把握するということですね。ああ、こんだけ使ったわーって、翌月に思うよりも、10万使ってるな、うん、使ってるというふうに、まず把握することが、僕は大事かなと思うんですよね。
橋詰:勉強になりますねー。
篠原:ただねー、僕実は、失敗談が最近またありましてね。
橋詰:何ですか?
篠原:僕、カード新しく作りまして、この番組のディレクターさんが、すごいカードに詳しいんですよ。
橋詰:Nディレクターですね。
篠原:Nディレクターがでね。カードコンシェルジェなんですよ。
橋詰:なんか自分で言ってましたよ、さっき。何でも訊いてくれって。
篠原:カードの森に迷ったら、コンシェルジェNを呼ぼうというくらいなんですけど。Nさんはスマホのなかにカードを入れるんですね。
橋詰:そうですね。
篠原:クレジットカード。クイックペイというようなサービスで、コンビニとか行ってクイックペイで、って言ったら、レジで携帯をかざしたら、「クイックペイ!」って言うんですよ。
橋詰:ほんとに?
篠原:「クイックペイ!」って言って、それでお金を払うんですよ。この「クイックペイ!」がすごく気持ちいいんですよ。
橋詰:その音が?
篠原:音が。なんかね、お金払いたなってきてもうて(笑)。
橋詰:(笑)ちょっとだめじゃないですか。
篠原:「クイックペイ!」とやりたいと。財布も出さんでいいし、小銭も貯まらへんし。ぱっと気づいたら僕、カードの森の沼地歩いてたんです。
橋詰:ああ、ああ、危ない。
篠原:めちゃめちゃ危ないわと。
橋詰:そんなことって、あるんですね。
篠原:あるんですよ。
橋詰:そんなことで精神を。
篠原:「ワオン!」って言われたいんですよ。
橋詰:(笑)あれ、音がいろいろあるんですってね。
篠原:気持ちええ。シャリンシャリンシャリンとかね。エディだったらシャリン!とかね。
橋詰:それを聞きたい。
篠原:そうなんですよ。
橋詰:なんか、子どものおもちゃみたいですよね。
篠原:使った感触がね、どんどんこれからなくなってくるやろなって。
橋詰:ああ、そうですよね。なんかカジュアルになっちゃって。
篠原:そうでしょ?
橋詰:要注意です。
篠原:僕すぐに脱出しました。手袋は落としてきましたけどね。なのでそういう意味では、しっかりと把握するというのと、この使い方だったらいいという使い方、このカードを使うんだったら、こういうことに使ってほしいというのが、いくつかありますので。