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弱点はだれにでもある?
巨額の資産を築き上げたビリオネアにも、ビジネスをする上でマイナスに働きかねない弱点はある。例えば、ウォーレン・バフェット氏やビル・ゲイツ氏はマネジメントが苦手だったようだ。
本人が自覚しているものから第三者が指摘するものまで、「偉大な投資家5人の意外な弱点」をご紹介しよう。
バフェット――コスト削減・リストラ・マネジメント改革が苦手
数々の企業を買収してきたバフェット氏だが、買収後の組織再編は苦手だ。コスト削減やリストラ、マネジメント改革などで自ら指示をあたえた経験がない。
こうしたことは、せっかく買収した会社の業績をさらに悪化させかねないが、それが彼にとって最大の弱点であることを本人も2013年の株式総会で認めている。
子会社の監督不十分で重要なこと見落とすリスクがあると頭では理解しており、自らを「ずさんなマネジャー」「人事異動の決断が遅い」などと評価している(フォーチュン2014年5月6日付)。