2018年9月10日13時時点に齊藤トモラニさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週7日(金)に発表された8月分雇用統計は、新規雇用者数が20.1万人のプラス、平均時給が2.9%上昇と極めて良好な結果だった。そのため、金利急騰からドル(インデックス)が上昇し、米ドル/円は111.24円付近の高値をつけた。今週の注目材料は相変わらず米国の対中国の貿易戦争、カナダとのNAFTA協議、そして日米の新通商協議を巡るヘッドラインだが、加えてリスクオフになりうる材料に本日10日(月)のトルコのGDP発表と13日(木)のトルコ中銀による政策金利発表がある。現在トルコの政策金利は17.75%だが、22.00%への利上げが予想されている。エルドアン大統領の政治的圧力が影響していると思われるような結論(利上げなしとか極端に利上げ幅が少ない)場合はトルコリラの急落もあり得る。その場合は連れて米ドル/円の下げもあるかもしれない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トルコリラ急落による米ドル/円の下げは想定はできる。しかしながら、米ドル/円の4時間足のチャートをみると、8月29日のピークから典型的なA-B-Cコレクションを形成中に見えるため、8月21日の安値を下に切れば、流れは上の可能性が高いだろう。

齊藤 トモラニ(トレーダー兼セミナー講師)
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナーの受講生。セミナー受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として弊社へ入社。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。