NET MONEY
『NET MONEY』2018年12月号(10月20日発売)
巻頭では、来日中だった“伝説の投資家”ジム・ロジャーズ氏に緊急インタビュー。その流れを受けて、第1特集では世界の投資家の投資行動や哲学を分析し、「もし彼らなら、今、どの日本株に投資するのか」を予測した。FX特集では英国のEU(欧州連合)離脱がカウントダウンに入る中、激アツ通貨のポンドやユーロの行方を取材。そのほか、仮想通貨の投資手法や、消費税増税を受けてマイホームや不動産の買い場を探っていく。※画像をクリックするとAmazonへ飛びます

実際にジョージ・ソロスと売買のやりとりをした日本人が存在した。

和光証券で株式部長などを務めた足立眞一さんだ。

海外投資家の動向に精通する足立さんは、バフェットやソロスをどう見ているのか。また、実際のソロスとのやりとりも公開。

足立眞一
足立眞一 SHINICHI ADACHI
S.アダチ&カンパニー同志社大学卒業後、日本経済新聞社を経て和光証券(現みずほ証券)に入社。株式部長、専務取締役などを歴任。1998年に独立して投資顧問会社を設立した。
複数の海外ファンドマネジャーと親交があり、海外投資家の動向に精通。毎日更新の「足立眞一のTriton Blog」でマーケット動向や海外投資家の見方などを紹介。

80歳を超えてから投資スタイルを柔軟に変化

ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスは現在88歳。今なお現役とはいえ、かなりの高齢だ。そんな伝説の投資家たちと同じ業界を生き抜いてきた一人の日本人がいる。S.アダチ&カンパニー代表の足立眞一さんだ。

足立さんにとってバフェットとはいったいどういう人物なのか。こう質問すると静かに語り始めた。