NET MONEY
(画像=NET MONEY)
NET MONEY
『NET MONEY』2018年12月号(10月20日発売)
巻頭では、来日中だった“伝説の投資家”ジム・ロジャーズ氏に緊急インタビュー。その流れを受けて、第1特集では世界の投資家の投資行動や哲学を分析し、「もし彼らなら、今、どの日本株に投資するのか」を予測した。FX特集では英国のEU(欧州連合)離脱がカウントダウンに入る中、激アツ通貨のポンドやユーロの行方を取材。そのほか、仮想通貨の投資手法や、消費税増税を受けてマイホームや不動産の買い場を探っていく。※画像をクリックするとAmazonへ飛びます

トレーダーとして活動を続ける一方、市場に存在するアノマリーを編み出した手法の多くを公開。株式市場に自らの手法を広げた伝説の投資家、ラリー・ウィリアムズ。彼が編み出したもの、成し遂げたこととはいったい何か。

数多くの手法を開発短期トレーダーに絶大な人気

Larry Williams
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日本には「5月に株を売れ」、米国で言うと「SELL IN MAY」という相場格言がある。ほかにも、「節分天井」や「夏枯れ相場」など、株式相場には時期や季節に関係する相場格言が少なくない。また、その一部は「アノマリー(明確な理論で説明はできないものの、過去の相場の値動きなどから導き出された経験則)」としてたびたび相場の解説欄に登場する。

そのアノマリーを徹底的に研究し、多くの理論を打ち立ててきたのがラリー・ウィリアムズだ。

ウィリアムズは半世紀以上にわたってトレーダーとして株式市場で活躍。現在でも、一部トレーダーの間で絶大な人気を誇る。