NET MONEY
『NET MONEY』2018年12月号(10月20日発売)
巻頭では、来日中だった“伝説の投資家”ジム・ロジャーズ氏に緊急インタビュー。その流れを受けて、第1特集では世界の投資家の投資行動や哲学を分析し、「もし彼らなら、今、どの日本株に投資するのか」を予測した。FX特集では英国のEU(欧州連合)離脱がカウントダウンに入る中、激アツ通貨のポンドやユーロの行方を取材。そのほか、仮想通貨の投資手法や、消費税増税を受けてマイホームや不動産の買い場を探っていく。※画像をクリックするとAmazonへ飛びます

グローバル・マクロと逆張りで勝つ!

●ロジャーズ&ソロスならこう選ぶ!?

世界3大投資家に数えられるロジャーズとソロス。

彼らが運用した伝説のファンドは「グローバル・マクロ」戦略が運用方針の中核だったという。

これを日本株に当てはめると?

吉高祥平
吉高祥平 SYOHEI YOSITAKA
この人にロジャーズ&ソロス降臨!
株式ジャーナリスト元金融情報誌の編集長。株式市場との付き合いはバブル時代から約30年にもなる。仕事柄、海外投資家の自伝などを読みあさり、蔵書も多数。今でも業界紙などにコラムを執筆。

マクロ視点でアプローチ。時には逆張り投資も

1973年から運用を開始した米国の「クォンタム・ファンド」は、10年間で40倍以上のリターンを出した伝説のヘッジファンドだ。このファンドを運用していたのが、ジム・ロジャーズとジョージ・ソロスである。一説にはロジャーズが分析を担当し、ソロスがトレーディングを行っていたという。投資手法は、「グローバル・マクロ」と呼ばれるもので、世界各国の経済状況や各種金融市場の動向をマクロ的な視点で観測し、株に限らずさまざまな金融商品に投資するというもの。本誌巻頭の特別インタビューでロジャーズ氏が答えたように「常に世界に対して好奇心が旺盛だった」ということがクォンタム・ファンドの成功の秘訣だったにちがいない。