2018年10月31日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

本日31日(水)で10月も終了する。あさって11月2日(金)は、米雇用統計もあるが、注目は来週11月6日(火)の米中間選挙となっている。今月10月は振り返ってみれば、米中間選挙に向けて、株が下げる可能性が高いという見方を紹介したが、実際に株は急落した。日経平均は今月高値から3400円も暴落している。ただリスクオフとなったことでクロス円は下落したものの、米ドル/円は、わずかしか下落せずだった。そして、米中間選挙を待たずに株はじわじわと反発し始めている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米アップルの決算を待ちたいところだが、米中間選挙前の米国株の急落はいったん沈静化する可能性もあるだろう。本日31日(水)は月末のリバランスに向け、米ドル/円の買いがでるというマーケットの噂通り、米ドル/円は上昇し底堅く推移中だ。リスク許容度をはかる豪ドル/円も大きく反発。本日31日(水)の月末までは、リバランスのドル買い優勢で、クロス円全般に上値が限定的だが、月が変わる明日11月1日(木)から、株反発、クロス円上昇という流れに変わる可能性があるため、明日1日(木)からのクロス円の動向に注目したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。