28日に中国製造業PMI(2月)は3ヶ月連続で50割れとなり3年ぶりの低水準となった後、 銅価格は一時下落した。

銅市場では、中国が40%を買い占めているため、中国経済悪化すると銅が下落することは納得が得きる。一見、中国経済低迷するたび、銅は下落していくと考えられる。

しかし、製造業PMI発表後の下落後、銅は回復してきている。中国製造業PMIで経済悪化を示しているのにも関わらず、銅は買われている。

chart
(画像=Investing.com)

銅は、年初以来上昇チャネルラインの中で取引されている。

2月では、銅は5.7%の上昇で終わり、これは2017年12月以来最も高い上昇幅であった。2月14日の2.753の安値から22.4セント上昇し、2月25日に2.977で2月の高値となった。11営業日で8.14%の上昇である。

中国の経済指標の悪化が見られた後で、銅は大きく下落することなく買い支えられている。よって、現在の上昇チャネルラインが上抜けすることがあれば、さらなる上昇が導かれるだろう。

銅の週足は、現在2017年9月から2018年6月の安値の抵抗ラインに阻まれている。銅はダブルボトムを形成し、簡単に50WMAと100WMAを上抜けしている。さらに、200WMAはサポートとなっている。

日足を見てみると、50日移動平均線は、100日移動平均線を上抜けしようとしている。

RSIを見ると買われすぎと見ることができる。しかし、これは14ヶ月ぶりの最大の上昇幅を見せた後では当然である。この上昇後で、調整があることを示している。

トレード戦略ーロングエントリー準備

慎重なトレーダーは、騙し上げを避けるために3%の明確な上抜けがあるまで待とう。そして、リターンムーブ(戻し)の後の大陽線で、今後も上昇勢いが強いことを確認しよう。

一般トレーダーは、2%の上抜けがあるまで待とう。良いエントリーのために、押し目を待ちロング。

積極的なトレーダーは、1%の上抜けをし、心理的にキリがいい3.000より上で終値を迎えることでロング。(提供:Investing.comより)

著者:ピンカス コーエン