2019年3月19日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週も、注目はやはり引き続きブレグジットとFOMCだ。まずブレグジットに関してだが、明日20日(水)の、3回目の採決がなくなった可能性が高い。そうすると次の流れはEU首脳会談となる。そこで長期延長の話が出ているが、これは英ポンド/米ドルには非常にポジティブな材料となるため、英ポンド/米ドルは1.35ドル以上に向かうとみている。一方、FOMCに関しては、マーケット内でも意見が分かれているが、おそらくドットチャート等は、予想以上に下方シフトしてくるとみている。現在のコンセンサスは今年2019年は1回の利上げとなっているが、ドットチャートは利上げなしまで下りてくるとみているので、ドルにはネガティブな材料となる。だがそれに対し、どの通貨をロングにするかを判断するのはなかなか難しいところ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円に関していえば、おそらくFOMCの後は下落すると思われるが、それでも110円台後半くらいまでで、その後は米国株が堅調となりクロス円が戻ってきて、連れて米ドル/円も戻ってくるといった1月のFOMCのあとと同じパターンが予想される。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。