7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終了し、それから2カ月以上が経過しましたが、その間に決算発表を受けて目標株価を引き上げる動きも少なからずみられました。そしてこうした目標株価の引き上げや新たな目標株価の設定により目標株価コンセンサスが決算発表後に大きく上昇した銘柄もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから目標株価コンセンサスが決算発表前に比べて5%以上上昇し、その上昇した目標株価コンセンサスが株価を5%以上上回るものをピックアップしてみました。例えば第一三共(4568)では決算発表後に目標株価コンセンサスが15%以上上昇したことで、目標株価コンセンサスが株価を17%以上上回る水準となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・決算が出揃った小売・サービス業で注目したい銘柄とは
・行動は信念に基づいて
・飛び石連休に加え、FOMC・日銀会合を翌週に控えて様子見の週か
・今後の相場展望
・小売売上高の減少に見る米国景気失速の可能性