小売企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表がスタートしています。いち早く13日には西松屋チェーン(7545)が決算を発表したほか、23日にはあさひ(3333)が、24日にはスギホールディングス(7649)やしまむら(8227)などが、さらに昨日はパルコ(8251)などが決算を発表しています。そして決算発表に大きく反応するものもみられ、二桁の営業増益を確保したスギホールディングスは目先の好材料出尽くしによる利益確定の売りや利益率低下を懸念した売りで一時10%安となる場面もみられました。
2月決算企業の第3四半期決算発表はこれからさらに本格化します。そこで今回は主な2月決算企業の決算発表スケジュールをまとめてみました。本日はJ.フロント リテイリング(3086)や高島屋(8233)が決算を発表するほか、明日はアダストリア(2685)やニトリホールディングス(9843)が決算を発表する予定です。そして年明けには7日にヨンドシーホールディングス(8008)が、8日にはエービーシー・マート(2670)やウエルシアホールディングス(3141)などが決算発表を予定しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
【関連リンク マネックス証券より】
・小売企業3Q決算の注目点/2020年株式市場の注目材料は
・欧米がクリスマス休暇で方向感の乏しい展開 週末の鉱工業生産に注目
・加速する「新たな地政学」のタネ
・参考銘柄リストに新規追加&銘柄フォローアップ
・米中追加関税発動見送り-今後の経済、マーケットへの影響は/2019年マーケットの振り返り