2020年2月25日14時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

イタリアでの新型コロナウイルスの感染拡大で、米国市場も、ついにそのリスクを認識。米ドル/円がかなり急落した。今回のコロナウイルスによる経済停滞に対しては、効果的な対策があまりないため、大変難しい状況だ。またこの先、イタリア、韓国、日本でも感染者の増加が見込まれるため、経済成長の停滞は余儀なくされ、株価の下落、リスクオフの回避は難しいかもしれない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先週一時的に急激な円安が進み、従来のリスクオフでは語れなくなってきているという見方も出てきた。しかしそんな中、日本の機関投資家が円売りを続けているので、そういう側面はありつつも、米国の株価が急落した以上、結局は従来型のリスクオフ的マーケットになるのではないだろうか。米ドル/円に関していえば、昨日24日(月)の安値レベルである110.30円付近を割ると、ダウンサイドリスクが高まるだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。